旭区は、明治4年の廃藩置県で神奈川県都筑郡となり、22年の市町村制による西谷村(一部)、都岡村、二俣川村を経て、昭和2年と14年に横浜市に合併、保土ケ谷区に編入されました。
大正11年頃の資料によると、都岡村680戸、二俣川村650戸、あわせて4,500人ほどが養蚕等を副業とした農業を行っていました。
大正15年に厚木・二俣川間に神中鉄道(現・相模鉄道)が開業、昭和8年には横浜までの全線が開通しました。
第二次世界大戦後開発が進み、次第に住宅が増え始め、24年に保土ケ谷区役所鶴ケ峰出張所ができました。当時の人口は17,384人
(3,282世帯)でした。30年頃から大規模な開発・宅地化が進み、44年には保土ケ谷区から分区して、人口139,812人(37,082世帯)の旭区が誕生しました。
平成21年には旭区誕生40周年を迎え、マスコットキャラクターあさひくんが誕生しました。
旭区は、人口が市内第5位、面積が同第3位の、18区の中でも比較的大きな区です。
起伏に富んだ地形が大きな特徴で、中央部を帷子川が流れ、北部にはズーラシアを含む横浜動物の森公園、南部にはこども自然公園という大規模公園がある、水と緑に恵まれた区です。
区内には二俣川駅など相鉄線の4つの駅が存在し、横浜へのアクセスも良好で、区誕生(昭和44年)以降、市西部の住宅都市として発展を続けてきました。
現在、神奈川東部方面線(相鉄・JR直通線及び相鉄・東急直通線)の整備が進んでおり、東京都心部へのアクセス向上が期待されています。また、二俣川駅南口では再開発事業も予定されており、横浜市西部地区の機能強化に向けた取組が進んでいます。
区の高齢者数は市内第1位、高齢化率は同第2位にあり、高齢者をはじめとした区民の健康づくりや地域の福祉を推進し、区民の誰もが安心して住み続けられるまちづくりが求められています。
(出典 横浜市市民局 18区の紹介)