戸塚区は、昭和14年に戸塚町ほか7か村が鎌倉郡から横浜市に編入され、誕生しました。
30年代以降、道路や鉄道などの交通網の整備により宅地開発が進み、人口が急増したことから、44年に区の北側が瀬谷区として分区しました。その後も人口が増え続け、61年に区の西側が泉区に、南側が栄区として分区し、現在の戸塚区の姿になりました。
区の中心を流れる柏尾川は、川沿いの桜並木とともに古くから区民のシンボルとして親しまれてきました。そこで、区制60周年(平成11年)を記念し、この柏尾川の桜並木に代表される「桜」を区の花に指定しました。
また、戸塚区は、東海道や戸塚宿をはじめとした名所旧跡が数多くある歴史の街でもあり、平成16年には戸塚宿開宿400周年を迎えました。
平成21年には区制70周年を記念して、区民公募による戸塚区のマスコットキャラクター「ウナシー」が誕生し、区内外のイベント等に出演するなど戸塚区のキャラクターとして認知度が高まっています。
市の南西部に位置し、藤沢市・鎌倉市と隣接する戸塚区は、区のシンボルである柏尾川や舞岡・名瀬の緑など自然的環境に恵まれています。この豊かな自然環境の中で特産である浜なしの栽培や牛の飼育など農業や酪農が盛んです。
一方で、戸塚駅周辺では、平成25年3月のオープンに向けて、市内18区で例のないターミナル駅直結型公益施設(区役所、区民文化センター、第2交通広場など)をPFI事業で整備を進めています。
そして、戸塚駅前地区中央土地区画整理事業では、戸塚駅周辺の東西交通の分断と大踏切の交通渋滞を解消するため、都市計画道路柏尾戸塚線のJRアンダーパス工事や東口と西口を結ぶ大踏切デッキ(仮称)の工事などを進めています。
また、戸塚区は区民による地域活動が活発に行われています。区民による活動団体と行政の協働により、「柏尾川魅力づくりフォーラム」による川遊びイベント・清掃・花壇整備などが行われ、柏尾川への親しみを深めるなど様々な活動が行われています。
地域の身近な施設の整備としては、平成25年4月開所予定で2つの認可保育園の新設や平成26年度開所予定で2つの特別養護老人ホームの整備に着工するほか、(仮称)旧住友邸庭園や都市計画道路などの整備を進めています。
(出典 横浜市市民局 18区の紹介)