西区

現在の西区の区域は、江戸時代には、東海道沿いの芝しぼう生村と戸部台地の戸部村を中心とする
半農半漁の一寒村でした。その後、帷子川河口に新田の開発が進められ、今日の区の基盤が築かれました。横浜港開港を機に、鉄道開通や埋立地への大工場の進出など開発が進み、昭和19年に市内で9番目の区として、中区から分区して西区が誕生しました。高度経済成長とともに、横浜駅周辺は、県下最大のショッピングゾーンとして、臨海部は、「みなとみらい21」事業により都心区としての機能がますます強化されてきています。
さらに平成16年2月1日に「みなとみらい線」が開通したことにより沿線の交通利便性が良くなっているなど、横浜都心部での回遊性のさらなる向上が期待されています。
西区は、横浜市のほぼ中央に位置する18区中もっとも小さい区ですが、交通の要衝であり、県下最大の商業・業務機能が集積した“横浜の玄関口”横浜駅周辺地区や、横浜の新しい顔であるみなとみらい21地区、また横浜開港以来の歴史を伝える野毛山・掃部山(かもんやま)地域や浅間町・平沼・藤棚町といった下町情緒の残る街など、様々な特色のある地域で構成されています。区別の人口は市内最少ですが、みなとみらい21地区をはじめとした大規模マンション等への転入者の増加に伴い、平成23年中の人口増加率は市内第2位(1.19%、市平均0.06%)で、特に子育て世代の新たな区民が増加しています。一方、既成市街地においては高齢化が進み、地域を支える地域の担い手が不足している状況も見られます。さらに、西区全体において、核家族化の進展や生活習慣・価値観の多様化などにより、住民どうしの関係の希薄化なども見られます。
また、みなとみらい21地区を中心に、事業所数が増加しており、昼間区内で働く企業区民も増加しています。

(出典 横浜市市民局 18区の紹介

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