昭和14年、現在の青葉区域にあたる山内村、中里村、田奈村は、横浜市に編入されました。当時は静かな農村地帯でしたが、30年代後半の高度成長期以降、宅地開発が進み41年の田園都市線の開通を機に、急激に人口が増加しました。こうした中で、44年には港北区から分区して緑区となりました。その後も都市化が進み、61年に北部支所開設、平成6年11月6日に行政区再編成で青葉区が誕生しました。
青葉区は横浜市北西部に位置し、区画整理によって計画的に開発された良好な居住環境が特徴です。また、「丘の横浜」と呼ばれるとおり、丘陵が多く、谷本川や恩田川沿いに広がる田園風景などの自然も残されています。
人口・面積はともに市内第2位を占め、特に年少人口(0~ 14歳)は市内で最も多く、また、生産年齢人口(15~ 64歳)も市内で2番目となっており、平均年齢41.5歳で市内で2番目に若い区となっています。一方で、老年人(65歳以上)も年々増えており、高齢化が進んでいます。厚生労働省から発表された「平成17年市区町村別生命表」よれば、青葉区男性の平均寿命は81.7歳で長寿全国1位、女性の平均寿命は88.0歳で全国7位となっています。
青葉区内の事業所数は、卸売・小売業が一番多くなっていますが、教育・学習支援業が市内で最も多く、医療・福祉の事業所が市内3位の多さです。また、農家数も市内で2番目に多いですが、工業の用途地域がないことから工業事業所数は市内で3番目に少ない区となっています。
(出典 横浜市市民局 18区の紹介)