人生の先輩から話を聞かせていただく
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介護デジタルハッカソンin横浜と連携し、現在進行中のU35協働調査研究事業。
このU35の一環として、2月22日(土)14時から「聞き書き講座inことぶき」を開講いたします。
聞き書き(ききがき)は、語り手と聞き手が対話し、語り手の言葉そのままに、語り手の人生を書き記す手法です。
聞き手が知りたいことを聞くのではなく、語り手が語るままに「聞き」「文字にする」というところに他の取材方法との違いがあります。
寿地区はその成り立ちから今日まで、激動の波に揉まれてきました。
50年前日雇い労働者で溢れた町は、今や高齢化率55.4%(2018年)という世界でもっとも高齢化の進む町へと姿を変えました。
おそらく今後数年から十数年の間に、かつての寿地区を知る方々は激減してしまうでしょう。
彼らは、自分が生きた証を話したがっています。
彼らの波乱万丈の人生を聞き書きできるのは、今しかないのです。
本講座の講師に「聞き書き」の第一人者である小田豊二氏をお迎えします。
聞き書きは「語り手が語るまま」ではあるけれど、語り手から話を引き出すのは「聞き手」の技量に依るところが大きいのも事実。
本講座では「聞き書き」の面白さ、「聞き手」に求められる技術や語り手に対する姿勢等についてご指導いただく予定です。
これまでU35協働調査研究に参加されていない方でももちろんご参加いただけます。
小田豊二氏のお話を聞けるまたとないチャンスです。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
【講師紹介】
小田豊二(おだとよじ)
編集者・作家。1945(昭和20)年、旧満州ハルピン市生まれ。早稲田大学第一政治経済学部経済学科卒。出版社・デザイン事務所を経て、作家故井上ひさし率いる劇団こまつ座創立に参加。機関誌「the座」前編集長。日常の編集業務のかたわら20年前より「聞き書き」の活動をはじめ、日本聞き書き学校講師として、全国を飛び回る。聞き手としてインタビューした人数は1500人を超える。NHK「視点・論点」出演。国民文化祭演劇シンポジウムの司会など各分野で活躍中。趣味は長唄三味線。