ローカルグッドニュース

「多文化共生社会形成における地方自治体の役割

日本(横浜市)とタイ(ターク県およびサムットサコーン県)における、多文化共生社会に向けた自治体レベルでの問題点の確認と、移民によるクリエイティブな活動によって多文化共生を実現するためのポリシー・レヴューを行うにあたり、横浜における多文化共生社会形成に対する地方自治体の役割とは何かという問いをテーマにしたフューチャーセッションを開催します。

フューチャーセッションは、企業・行政・NPOなどのセクターの壁、組織内の部署の壁、専門分野の壁など、立場の違いを超えた対話により、協調アクションを生み出す場

横浜市国際交流協会(YOKE)やことぶき学童保育など、横浜市内で多文化共生を実践されている方々より、横浜に暮らす外国人の抱える問題や現状についての各取組について、お話をうかがいます。また、その後は、未来に向けて協力し行動できる状況やアクションをつくり上げるための、新しい関係性や新たなアイディアを生みだすことを目標に、創造的な対話を行います。

多くの移民が暮らしている横浜(特に中区、南区)における子供たちの多文化共生のための居場所づくりや、自治体レベルでの課題、課題を解決し多文化が交わりあいながらクリエイティブな活動を行っていくための自治体の役割などを、行政や民間の枠組みを超えて多様な視点から考えていきます。当日は実際に横浜で多文化共生をテーマに活動をしている方や研究者をお招きして話題提供していきながら最終的には参加者同士で対話し、アクションプランを考えていく予定です。

《当日のフロー》
1)本研究プロジェクトの目的・主旨説明
2)日本側のポリシー・レヴュー報告
3)横浜における多文化共生社会に向けて取り組みについ
4)横浜市内の実践者からの創造的な多文化共生社会に向けた取り組み報告
横浜市国際交流協会(YOKE) 、ことぶき学童保育 他
5)フューチャーセッション、対話のまとめ
6)タイ側のプロジェクト・メンバーからのコメント

《話題提供》
日下部京子(アジア工科大学AIT准教授)
石井香世子(東洋英和女学院大学准教授)
小ヶ谷千穂(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授)
その他、横浜における多文化共生社会に向けて取り組みをされていらっしゃる現場の方々からお話をうかがいます。

<概要>
日時:2014年6月21日(土)13:00~17:00
会場:ヨコハマ創造都市センター 1階ホール
主催:横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院、アジア工科大学(AIT)
共催: YCC スクールYokohama Future Labo
協力: LOCAL GOOD YOKOHAMA横浜コミュニティデザイン・ラボ
参加費:無料 (参加申込不要)

※本企画は2013年度トヨタ財団国際助成プログラム助成対象研究である「多文化共生社会形成における地方自治体の役割-県/市レベルの移民政策と実践についての日タイ対話」(研究代表者:日下部京子)における、日本側での政策提言策定のためのポリシー・レヴューの成果公開と、多文化共生によって形づくる創造都市のあり方について対話するフューチャーセッションです。

詳細は以下のページでご確認ください。
http://www.ycc-school.jp/「多文化共生社会形成における地方自治体の役割/

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

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