2016.12.27
公益財団法人よこはまユース(以下、よこはまユース)とブックオフコーポレーション株式会社(以下、ブックオフ)は2016年9月に、貧困などの困難を抱える子ども・青少年の支援を目的に、寄付金を集める「よこはま子ども寄り添いブック寄付金」を開始しました。
近年、6人に1人の子どもが貧困状態にあるといわれると言われています。「よこはま子ども寄り添いブック寄付金」はこのような困難を抱える子ども・青少年の支援活動の活動費をサポートするプログラムです。
この課題について、2015年9月に横浜市政策局の民間との共創・協働の窓口である「共創フロント」を通して、ブックオフの子会社でECサイトを運営しているブックオフオンライン株式会社の「ボランティア宅本便」を活用したCSRの提案を受け、検討の結果、よこはまユースとブックオフオンラインの連携により、寄付金を募集する仕組みをつくることになりました。
この「ボランティア宅本便」の仕組みを活用したことで、「よこはま子ども寄り添いブック寄付金」を通じてブックオフに不要となった本などを送付すると、買取査定額に10%上乗せした金額が、よこはまユースに寄付され、貧困など困難を抱える青少年の支援に活用される仕組みになっています。開始からすでに数百冊の本・CD・DVDなどが寄せられています。
「よこはま子ども寄り添いブック寄付金」は、古本は30冊以上、ゲームソフト・ゲーム機・DVD・CD・Blu-rayは5点以上の場合、自宅での集荷が可能です。本などを送る運送料は無料となります。
点数に満たない場合は、横浜市内の青少年支援拠点などに設置されている「古本回収ボックス」に持ち込むことができます。古本回収BOX設置場所は、横浜市青少年育成センター(中区住吉町4-42-1関内ホール地下1階)、横浜市野島青少年研修センター(金沢区野島町24-2 野島公園内)、「青少年交流・活動支援スペース」(中区桜木町1-1ぴおシティ6F)に設置されており、今後、順次拡大していく予定です。
集められた寄付金は、経済的な困窮により学習の機会が十分でない子どもへの学習支援や日本語が不自由な子どもへの学習支援、高校中退を防ぐ取り組みなど、課題を抱える子ども・青少年への支援活動の資金として活用されます。
ブックオフオンライン経営戦略部経営企画グループの志村亨さんは「よこはま子ども寄り添いブック寄付金は、横浜市との連携で実施するブック寄付金の第1弾。この取り組みを通じて、貧困などの困難を抱える子どもたちの存在を知っていただき、応援を頂けたら」と話しています。
また、よこはまユース事業部の尾崎万里奈さんは「9月5日にスタートして、これまでに20件・約1,000冊の本の寄付を受け付けた。よこはまユースとしては本を集めて寄付金にして、対象を絞って支援をする取り組みは今回が初。『古本回収ボックス』を設置していただける施設・団体の募集もしている。たくさんの市民・団体の方々にご協力を頂きたい」と話している。
寄付や回収BOX設置等についての問合せは、よこはまユース事業部事業係(TEL:045-662-4170)まで。
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