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青葉区民まつり2016で韓国の伝統音楽とインドネシア舞踏を紹介

青葉区総合庁舎周辺で11月3日、こどもから高齢者まで、秋の一日を楽しく過ごせる毎年恒例のイベント「青葉区民まつり」が開催されました。今年は「地域の力」をテーマとして、「共に進もう 心の絆を青葉から」をキャッチフレーズに実施。青葉区民参加型企画「第10回青葉ライブパフォーマンス」や「動物戦隊ジュウオウジャー」のヒーローショーなどのステージ、スポーツ体験、市民の演奏会、約90店の模擬店出店、1000尾の女川産の焼サンマや苗木の無料配布などが行われ、多くの区民が集まりました。

「第50回アジア開発銀行年次総会」関連イベントとしては、区役所の第2駐車場会場で、公益財団法人神奈川韓国綜合教育院による民族楽器「杖鼓」(チャンゴ)の演奏と、高校2年生のクルミアさんとオジさんの2人によるインドネシア舞踊が披露されました。

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民族楽器「杖鼓」(チャンゴ、両面太鼓)は、韓国語、韓国文化を紹介するための講座や、親睦・支援事業などに取り組む公益財団法人 神奈川韓国綜合教育院(磯子区磯子3-10-28)で、チャンゴ教室の講師している在日コリアン3世のハ・バンヘさんと8人の講座の受講生の方々が登壇・演奏しました。冒頭のバンヘさんによるMCでは、「韓国の伝統楽器『チャンゴ』は日本の室町時代より前から演奏されていた。桐の木をくり抜いた楽器で、牛や犬などの皮が貼られている。楽器の演奏技術は楽譜ではなく口承で伝える。チャンゴは年齢や性差を問わず楽しめる楽器。右手と左手で別のリズムを叩くため、頭を使うということもあり、シニアの方々にもお勧めしたい」と話していた。9人の女性の奏者たちは、ふたつのバチを鮮やかに交差させてリズムを生み出していた。今回は、ソルチャンゴ(ソンバン)と呼ばれるチャンゴ9台による合奏を披露しました。

多様な自然と文化に恵まれ1万数千の島々から成る東南アジアの国・インドネシアのバリ島、ジャワ島の伝統的な舞踊が披露された。登壇したのは、本語を勉強しながら舞踊をしている高校2年生のクルミアさんと、オジさん。バックに流された古典民謡の音にあわせて、顔の表情や手足の複雑な動きで、生命感や喜怒哀楽の感情を表現するダンスに多くの観客たちは魅了されて、見入っていた。

伝統的な踊りの披露は2曲。1曲目はバリ島の舞踊。冠婚葬祭の時に演じられるダンス。戦争で行方知れずになった王妃を捜して旅する物語。2曲目はジャワ島の結婚式や宗教儀式の時の踊りを披露。幻想的な音楽にあわせて複雑な振付で善と悪、戦の様子を描写する振付の踊りを披露した。

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チャンゴの合奏も、インドネシア舞踊もそれぞれステージのあとに「動物戦隊ジュウオウジャー」のステージがあったこともあり、多くの子連れの観客たちがステージを楽しみました。

「第50回アジア開発銀行年次総会」は、「ともにひらく、アジアの未来」をコンセプトに2017年5月4日~7日に、アジア各国の財務大臣、中央銀行総裁、金融機関関係者、NGOなどが参加して、パシフィコ横浜などで開催される国際会議です。来年の開催に向けて、横浜市内18区で関連イベントが開催されています。

ライター紹介

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