ローカルグッドニュース

チャレンジテニス大会プロジェクトがクラウドファンディングの公共リターンを公開

チャレンジテニス大会 集合写真

2015年に、LOCAL GOOD YOKOHAMAを活用し「障がいのある子供たち、テニスを楽しむ人がボールをつなぎ、地域をつなぐチャレンジテニス大会プロジェクト」(以下チャレンジテニス大会プロジェクト)に挑戦したNPO法人「BLACKSOX」(横浜市神奈川区)がクラウドファンディング成功の公共リターンである「障がい児者のスポーツ交流のお手伝いが出来るマニュアル」を公開しました。

チャレンジテニスマニュアル

チャレンジテニスマニュアル

NPO法人BLACKSOXは「チャレンジテニス!事業」として、障害を持つ子どもと大人やテニス経験の有無にかかわらずスポーツをやってみたい人に対して、テニスによる交流の機会をつくっています。

「チャレンジテニス」は、ボールを打ち合う「ラリー」を続ける競技です。一般の競技スタイルである「相手が打ち返せない所にボールを返した方が勝ち」というルールではありません。一般の硬式テニス用よりも大きいスポンジボール、扱いやすい軽いラケットを使用し、「ボールをつないで、ラリーが続いた回数」を楽しむスタイルです。チャレンジテニス大会では「相手がとらえやすいところにボールを返し、ラリーを続ける」ことを競います。

チャレンジテニス大会の様子

チャレンジテニス大会当日の様子

クラウドファンディングでは、2015年の「横浜国際チャレンジテニス大会」の開催費用として必要な施設使用料やボール代、チャレンジテニスの活動に、より多くの地域の人が楽しく関わるための「チャレンジテニス ボランティア育成・活動マニュアル」作成費用などの調達を目標に取り組みました。(https://cf.yokohama.localgood.jp/project/blacksox/needs

チャレンジテニス大会

チャレンジテニス大会当日の様子

チャレンジテニス大会当日の様子

チャレンジテニス大会当日の様子

80日間の期間の中で、最低必要金額25万円に対して、55人の支援者により46万3000円が集まりました。
チャレンジテニス大会本番では、小学生を中心とした試合や、試合の間の余興としてアフリカ音楽が流れるなど、にぎやかな時間となりました。

チャレンジテニス大会プロジェクトでは、支援者に対するお礼のほかに、地域みんなの「公共リターン」として「障がい児・者のスポーツ交流のお手伝いが出来るマニュアル」作成を約束していました。このマニュアルは、これから障害者とスポーツを楽しみたい・場をつくりたいという人たちが、安全に配慮しながら楽しく障がい児者のスポーツ交流のサポートができる内容です。

このマニュアルでは、チャレンジテニスを「全ての人がテニスを通して、新しいことにチャレンジする機会」ととらえています。その上で、「ボールをつなぐこと」「何回ラリーが出来たか」を楽しむ、スポーツによるコミュニケーション機会としてのチャレンジテニスのやり方を紹介しています。

チャレンジテニスをスポーツによるコミュニケーションの機会としてとらえています。

チャレンジテニスをスポーツによるコミュニケーションの機会としてとらえています。

チャレンジテニスマニュアル 目標紹介

チャレンジテニスマニュアル 目標紹介

マニュアル内では、チャレンジテニスを行うにあたり、コミュニケーションの取り方やテニスを行う上で大事にする心構え、腕の角度などの技術に関することや、「手でボールを投げる」などのチャレンジテニスだからこその特徴、「必要以上に障がい者として扱わない できないことのみサポートする」などの考え方を伝えています。

チャレンジテニスマニュアル コミュニケーションのとりかた

チャレンジテニスマニュアル コミュニケーションのとりかた

チャレンジテニスマニュアル 技術の紹介

チャレンジテニスマニュアル 技術の紹介

BLACKSOXでは「このマニュアルは障害者とスポーツで交流する際のベースとなるものです。参加している方の障害の種類やレベル、ボランティアスタッフの経験などで様々なパターンがあり、当日に実際に行うことも含めた打ち合わせと研修を行うこと」としています。
このマニュアルはBLACKSOXホームページ内(http://npo-blacksox.blogspot.jp/2016/02/blog-post.html)から見ることができます。

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