2016.03.22
3月23日に、さくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町3)で、東南アジアの児童買春防止に取り組む認定NPO法人「かものはしプロジェクト」(東京都渋谷区広尾)による「世界の子どもが売られる問題に迫る! 神奈川活動説明会」が開催されます。プロボノ・ボランティア500人余が関わり、成果を出している「かものはしプロジェクト」の活動や問題意識の一端に触れることができる機会になりそうです。
「かものはしプロジェクト」は、現在共同代表を務める村田早耶香さんがフェリス女学院大学の学生だった時に、スタディツアーで訪ねたカンボジアで無理やり体を売らされてしまった少女たちに出会い、衝撃を受けたことをきっかけに、2002年に活動が始まりました。
現在、カンボジアやインドで「コミュニティファクトリー(い草商品の工房)経営」「孤児院支援」など雇用開発や子どもの保護を実施して売春に頼らざるを得ない状況を改善する一方で、人身売買業者を取り締まる現地警察を支援し、人身売買に頼らずに子どもたちが健全に育つ社会づくりを推進しています。
かものはしプロジェクトでは、日本事務所 に12人、カンボジア事務所 に34人のスタッフがいますが、このほかに主に寄付や商品購入などで支援するサポーター会員 約3600人 、時間や知識で支援するボランティア登録者約550人が活動を支えています。
説明会では、児童買春の深刻な課題を伝えるとともに、こうした問題をともに解決する活動を一緒につくり、支える人達と出会うことを目的に全国各地で開催しています。
今回も、かものはしプロジェクトが日頃から取り組んでいる活動、その背景にある各国の状況などについて広報・ファンドレイジング担当の草薙直基さんが説明します。少人数で質疑応答の時間も多く取り、かものはしプロジェクトについて深く知り、関わり方についても相談できる企画になっています。
草薙さんは説明会で「『世界の子どもが売られる問題』について話します。今、世界で売られる子どもたちがどのような状況下にあるのか、そしてこの問題に対して我々はどのような活動を行って、不幸な子どもたちをなくしていこうとしているのか。それぞれしっかりと話します。世界の現状を知りたい方、国際協力の一歩を踏み出したい方、そしてNPOの運営に関心がある方、ぜひご参加ください。」と参加を呼びかけています。
日時:3月23日水曜日 開場:19:15 開始:19:30 終了:20:30
場所:さくらWORKS<関内>
〒231-0012横浜市中区相生町3-61 泰生ビル2F
参加費:500円
申し込み方法
http://www.kamonohashi-project.net/eventinfo/2016/02/event26_2.html
より、申し込みフォームに入力
説明会内容
①子どもが売られてしまう問題の構造
②カンボジアでの13年間の取り組み
③インドでの問題の現状
④かものはしの戦略
講演者:草薙 直基さん
認定NPO法人かものはしプロジェクト広報・ファンドレイジング担当。人材紹介会社にて法人営業を担当した後に転職をし、飲食事業の立ち上げに携わる。 学生時代にベトナムに行き、その際に見た世界の不均衡な現実をなくしていきたいという思いからかものはしへの参画を決意。 これまでに得た営業の経験と資金繰りの経験を活かし、かものはしのファンドレイジングを担う。子どもが売られる問題をなくすためにできることを多くの人々に共有するため、日本事業部にて講演活動を行っている。