2016.03.03
3月18日に、横浜情報文化センター(中区日本大通11)にて、フォーラム「もっともっと認知症カフェ~みんなでつくる大切な場所~」が開催されます。主催は認定NPO法人市民セクターよこはま、後援は横浜市健康福祉局。
認定NPO法人市民セクターよこはまでは、「誰もが自分らしく暮らせるまちづくり」を目指し、本人本位のケアマネジメント手法の普及、実践者のネットワーク作りや市民向け認知症普及啓発イベントなどを行っています。
このフォーラムでは、認知症の方やその家族、専門職、地域の人たちが集う場である「認知症カフェ」について理解を深めると同時に、取り組む際の手法や課題を取り上げます。「認知症カフェ」は、認知症の人と家族、地域住民、専門職等のさまざまな人が集う場、手芸や囲碁、歌を歌うなどの参加者が楽しむ場として、認知症ケアの観点や地域の支えあいの取り組みとしても注目されています。
今回のフォーラムでは、認知症カフェとは何か、という基調講演とNPO法人、町内会、京都という3種類の認知症カフェの事例報告が行われます。
事例1では、NPO法人さくら茶屋にししば(金沢区西柴3)が金沢区西柴地域で運営しているコミュニティカフェ「さくらカフェ」での「オレンジデー」活動を取り上げます。「オレンジデー」は、認知症当事者や家族、将来の認知症を心配する人や関心のある人たちに喫茶とおしゃべりを利用してもらおうという趣旨の活動です。
事例2の土橋カフェは、川崎市宮前区で、認知症への理解を深めるために地域の中に認知症の方も気軽に集まることが出来る場所をつくり認知症を地域で支えあうことを目的にスタートした活動です。土橋町内会や民生委員が主体となり、即席のカフェでおしゃべりしたり、健康や医療、福祉の専門家による講話などが行われています。
事例3は、京都府内の「京都認知症カフェ連絡会」における事例紹介。「京都認知症カフェ連絡会」は、2014年に結成された、京都府内で認知症カフェを開催している人々の集まりです。
主催の市民セクターよこはま事務局長の吉原さんは「65歳の6人に1人の人が認知症だと言われています。誰にでも起こりうるものといっても過言ではありません。認知症になっても、自分らしく暮らしていけるよう、ポストの数ほど、認知症カフェを一緒に作っていきましょう!」と話しています。
プログラム
13:30 開会
13:40 基調講演「認知症カフェとは」 高橋正彦氏(クリニック医療 たまプラーザ院長)
14:20 実践報告~横浜市内・市街の事例の紹介~
14:20実践報告~横浜市内・市街の事例の紹介~
事例1 岡本溢子氏(NPO法人さくら茶屋にししば理事長)、大月美登里氏(同法人理事)
事例2 老門泰三氏(土橋町内会副会長)
事例3 川北雄一郎氏(京都認知症カフェ連絡会事務局長)
15:30 ディスカッション
実践報告者の方たちと会場の参加者を交えて、ディスカッションを行います。
コーディネーター:高橋正彦氏、吉原明香(認定NPO法人市民セクターよこはま 事務局長)
16:30 閉会
開催概要
日時:2016年3月18日(金)13:30~16:30(受付13:00~)
対象:認知症カフェや街づくりに関心のある方(市民、NPO、行政、専門職など)
定員:先着200名(事前申込み制)
参加料:500円(当日、会場でのお支払)
会場:横浜情報文化センター6階ホール(横浜市中区日本大通11番地)
申し込み方法:
メールアドレス「info@shimin-sector.jp」へ氏名・所属・電話番号を本文に記載の上、申し込み
もしくはチラシURLを印刷の上、申し込み欄に氏名・所属・電話番号またはEメールアドレスを記入のうえ、FAX番号045-222-6502へ送付。
連絡先
認定NPO法人市民セクターよこはま
横浜市中区馬車道NSビル 802号
TEL:045-222-6501
FAX:045-222-6502