エリアリポート

【イベントレポート】9/15(木)地産地消を考えるトークセッション~うにと親分と地産地消~を開催しました —

LOCAL GOOD YOKOHAMAでは、ビジョンに掲げた「サーキュラーエコノミーplus」の活動領域の1つ「ローカル・フォー・ローカル」を、公民連携によるオープンイノベーションで取り組みを進めています。

これまでに「横浜の地産地消を考えるミートアップ」として、「どうしたら横浜の地産地消の情報を発信することができるか?」や「横浜の地産地消コミュニティの見える化など」の問いについて、意見交換を行い、「「地産地消」ってなんだ?課題設定ワークショップ」と題して、関心ある参加者ともう一段議論を進めるワークショップを、9月15日㈭19:00~開催しました。

ワークショップのイベントレポートはこちらをご覧ください。

今回はその第3弾として、横浜魚市場卸協同組合理事かつ水産仲卸業の経営者であり、いくつもの団体やイベントの主宰を務める坪倉良和さん、農園で野菜も育てている俳優の傳田うにさんをお招きし、LOCAL GOOD DIALOGUE Vol.3として、地産地消を考えるトークセッション「うにと親分と地産地消」を開催しました。

今回もLOCAL GOOD YOKOHAMAサポーターの髙橋 大さんがファシリテーターを務めました。

LOCAL GOOD DIALOGUE Vol.3開催中の写真(左:高橋大さん、中:坪倉良和さん、右:傳田うにさん)

 

当日は、お二人の自己紹介からはじまりました。

坪倉良和さんは、ご出張最終日に泰生ポーチに立ち寄ってLOCAL GOOD DIALOGUE Vol.3にご参加くださいました!
出張先の東北で見聞きした情報や思い出とともに自己紹介をしてくださいました。

また、傳田うにさんは、俳優としての名刺代わりにと、絵本「マクドナルドさんの野菜アパート」を読み聞かせてくださりました。さすが俳優。非常に感情表現が上手で、会場にいたお客様から坪倉さん・運営チームまで思わず聞き込んでしまいました。

LOCAL GOOD DIALOGUE Vol.3にて読み聞かせをする写真(左:坪倉良和さん、右:傳田うにさん)

 

読み聞かせで使用した絵本

こちらの絵本は、うにさんがこの日の為に選んでくださったのだそう。地産地消や空き家の活用について、子どもや大人も分かりやすく理解できる内容です。

その後は、互いについて質問したいことや高橋さんが設定したトークテーマについて、お二人に語っていただく時間を設けました。そして、テーブルトークとして、会場やオンライン参加のお客様から本日の感想や、お二人に聞いてみたいこと、この場で共有してみたいことなどを経て、地産地消についてそれぞれの考えや意見などを共有し合いました。

 

テーブルトーク中の写真①

 

テーブルトーク中の写真②

 

LOCAL GOOD DIALOGUE Vol.3での集合写真(撮影:小林野渉)

 

一見なんの接点もないお二人の「地産地消」を媒介とした対話から、「地産地消」への展望や可能性をうかがい、「地産地消」への理解を深め、解像度を上げ、LOCAL GOOD YOKOHAMAならではの工夫を凝らし、参加者のみなさんとの交流も深める会となりました。普段意識していなければ「地産地消」は、目に見えにくいものかもしれません。

私も今回の地産地消を考える場面に直面するまでは深く考えたことがありませんでした。しかし、「適当に何も意識せず食事をするよりも、何を食べるか/食べたいか意識をすることで、自分を大事にできている気がする」という言葉もありましたが、美味しい食を作るために頑張る生産者や漁師、その食を多くの人に届けるために市場で頑張る人たちのおかげで、私たちは美味しい食をいただくことができます。

私たちと一緒に、もっと自分を大切に扱うため、その地域での生産を支え、その地域をもっと豊かにするために、「地産地消」について考え、実際に自分も地場で取れた食材を購入するなど、それぞれでワンアクションを起こしていきませんか。

 坪倉良和さんが所属する横浜市中央卸売市場では、一般公開の日を設けています。そのような日を利用して、朝早くからお買い物をしてみるのも食をいつもと違う視点で楽しむ一歩になるかもしれませんね。

横浜市中央卸売市場 水産仲卸棟の一般開放について

 

今回得ることができた学びは、私たちLOCAL GOOD YOKOHAMAとして次のアクションへの足がかりとしていきたいと目論んでおります。今後も横浜での「地産地消」の動きを一緒にチェックしていきましょう!

ライター紹介

神奈川県横浜生まれ。明治学院大学社会部社会学科2018年卒。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程2021年卒。現在は、同大学院研究員として、地域資源利活用に関する研究を埼玉県飯能市で行う傍ら、フリーランスとして分析業務などを務め、テーマパークでの接客仕事、コミュニティFM渋谷のラジオでのボランティア活動も務める。プロジェクトマネジメント・地域・コミュニケーション・エンタメに興味があり、現在は埼玉県飯能市で地域資源の利活用を楽しく学ぶ「地方想生アイディア発想ゲーム」の開発・展開を行っているが、地元横浜にも貢献をしたいと思い、LGYサポーターに参加を決めた。趣味は散歩・工作・手芸・お菓子作り。

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