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【イベントレポート】サウンドブーケワークショップ2022を開催しました

私たちの暮らしの中に溢れる音の数々を集めて花束のように重ねる「サウンドブーケ」のワークショップを、6月の毎週土曜日全4回で行いました。地元寿町の方、市内在住の方、ファミリーなど、幅広い層の方々が集まるなごやかなワークショップとなりました。

 

音を取り込み加工できるサンプラーアプリを使い、皆さんがそれぞれ自由な感覚で好きな音を集め、その音を重ねたり、つないだりして最終的には「音の花束」を作っていきます。

ファシリテーターは、サウンドブーケの発案者である、いわさきさわさん。ことぶき協働スペースはいわさきさんが企画したこのワークショップの運営をサポートしています。

参加者の自己紹介からはじまり、まずは、サンプラーアプリの基本的な使い方や機能について学んでいきます。

次に、どのような音を集め、どのような感じに束ねるか、皆さん自由に好きなテーマで音のイメージを膨らませます。

音のイメージができたところで、いよいよ録音です。
楽器の音、手をたたく音、声、紙を破る音、普段は見過ごしてしまうような身の回りの音、自然の空気感あふれる音などさまざまです。集めて録音してきた音を皆さんで紹介しあいました。

一つ一つバラバラな音たちをアプリで加工していきます。これが、なかなか難しい…。皆さん初めての操作に悪戦苦闘です。でも、次第にコツをつかんでいき、自身でイメージした音をつないでいく作業をこなしていきます。

ワークショップ期間中には宿題もありました。「一週間過ごす中で、お家や外などの好きな音を録音し、加工し、作品を作ってみましょう」皆さんどのような音を集めて作品を作ったのでしょうか。

いよいよ発表会です。テーマ、使った音、ブーケにこめた想いと共に、それぞれの作品を発表し感想を出し合いました。海の音や足音を入れた詩のような作品、ご自身の声を使った明るくリズミカルな作品、はじめてとは思えない出来栄えの素晴らしい作品が揃いました。そのテーマは、大切な人への気持ちや、ご自身の活動であったりとさまざまです。それぞれの個性がつまった、世界に一つしかない音の花束「サウンドブーケ」の完成です。

日々の暮らしの中から一瞬の場面の音を切り取り、想いを込めて音楽をつむいでいく。その音と音は重なり合い調和を生む…。皆さんの「こころの音」と「デジタルツール」が融合して咲いたサウンドブーケを存分に味わうことができた4日間となりました。

この花束が色あせないように、さらに新しい花束を創りだせるように、今後もサウンドブーケワークショップを続けていきたいと思います。

6月の毎週土曜日全4回、当スペースで開催した「サウンドブーケワークショップ」。ファシリテーターのいわさきさわさんが、そのダイジェスト映像をYouTubeにアップされています。ぜひご覧ください。

ライター紹介

横浜市寿町健康福祉交流センター内に開設した、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが運営する寿地区の地域包括支援・調査研究などの事業拠点「横浜市ことぶき協働スペース」。協働のご提案、スペースのご利用、ボランティアへのご関心など、どなたでもお気軽にご相談ください。 kotobuki.space

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