エリアリポート

【アーカイブ動画/イベントレポート】7/2(土)オンラインフォーラム 〜おひとりさま社会のケアテックとケアシステムを考える〜を開催しました

※本記事は、一般社団法人リビングラボサポートオフィスからの転載記事となります。

 

横浜市では少子高齢化と共に、単身化も急速に進んでいます。65歳以上の高齢者人口が市域で90万人を超えると共に、そのうち約3分の1の30万近い高齢者がお一人暮らしです。また30歳代から50歳代の市民の未婚者の比率も、男女問わず上昇しており、このまま推移すると近い将来、横浜市に究極のお一人さま社会が訪れることが推測されます。

20世紀後半の市民の暮らしは、男女の性別役割分担によって成り立つ核家族と年功序列と終身雇用制を前提としていた企業が形づくるセーフティネットに支えられていました。これに対して、単身世帯がマジョリティを占める社会において、市民の命と暮らしを守るためには、家族に頼らないケアのセーフティネットの構築と兼業・副業など多様な働き方と仮に失敗しても挫折しても、仕事や学びに何度でもチャレンジできる仕組みづくりが大切になります。

2022年7月2日、YOKOHAMAリビングラボサポートオフィスではオンラインフォーラムを開催し、若者が持つ発想とテクノロジーをいかに引き出し、お一人さま社会が直面する様々な課題を解決していくのか、また市民一人ひとりが、生涯に亘って、他者と関わりながら健康であり続けるための包括的ケアのあり方について考えました。

イベント概要

▽プログラム
①オープニングセッション:横浜のオープンガバナンスとデザイン思考 登壇者
・奥村裕一(オープンガバナンスネットワーク代表理事)
・黒田夏子(政策局政策部担当部長/デジタル統括本部企画調整部担当部長)

②介護デジタルハッカソンin横浜2022キックオフ
〇主催者挨拶
・横山太郎(リビングラボサポートオフィスヘルスケア部会
〇介護デジタルハッカソンの趣旨説明
・関口昌幸(横浜市政策局共創推進課)
〇ケアテックオープンラボのメンバーからの連携メッセージ
・駒形和弘(株式会社ツクイホールディングス)
・加藤信吾(富士ソフト株式会社)
〇各地のハッカソンの連携団体からのメッセージ
・横山郁子(すすき野ナースの家)
・大森酉三郎(神奈川大学サッカー部監督)
・川口大治(とつかリビングラボ)
〇大学・専門学校からの連携メッセージ
・林宣宏(東京工業大学)
・田口真穂(横浜薬科大学)
・武藤幸一(情報科学専門学校)
〇障害と難病に直面する当事者からの連携メッセージ
・寺西眞一(障害者・高齢者福祉イノベーションリビングラボ)
〇参加学生からの決意表明

③フォーラム:おひとりさま社会のケアのあり方をリビングラボから考える
・コメンテーター:内田裕子(INNOVEDIA 代表)
・基調講演:黒澤史津野((株)ライフサポート)
〇討論参加:
・ひとりでも住み続けられる横浜リビングラボ
・鶴見ヤングケアラーリビングラボ
・都筑リビングラボ

※このフォーラムは、横浜市、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ、ハーチ株式会社が締結した「リビングラボを通じた循環型経済(サーキュラーエコノミー)を公民連携により推進する協定」に基づいて開催される事業です。

イベントの様子は、下記のYouTube動画にてご覧いただけます。

【参照記事】LOCAL GOOD YOKOHAMA|「横浜版地域循環型経済」(サーキュラ―エコノミーplus)の展開に向けたオンラインフォーラム 〜おひとりさま社会のケアテックとケアシステムを考える〜

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

ニュース一覧へ戻る