2022.02.21
SDGsと地球温暖化をテーマに伐採材を利用したコースターに絵を描いてもらう、「SDGsオリジナルコースターコンテスト」(主催;石井造園株式会社(栄区笠間)後援;横浜市温暖化対策統括本部、横浜市教育委員会)の優秀作品の展示が、2022年2月17日~23日まで、横濱ゲートタワー内ヨコハマSDGsデザインセンターで開催されています。
このコンテストは横浜市内の小学校5,6年生を対象に、SDGsと地球温暖化をテーマに伐採材を利用したコースターに絵を描いてもらい、先生や家族とSDGsや温暖化を考える機会として活用してもらうため企画されました。
2021年12月1日から12月15日まで15日間という短い応募期間にも関わらず、市内の小学校70校から応募があり、作品総数は2109枚と、注目の高さがうかがわれます。1次審査通過258名の中から、優秀賞受賞作品6作品、優秀作品28作品が選ばれました。
受賞は以下の6名の方です。
【温暖化対策統括本部長賞】飯島小学校 菅原 良太さん
【教育長賞】権太坂小学校 遠藤 七海さん
【石井造園賞】永谷小学校 佐藤 つくしさん
【審査員特別賞】蒔田小学校 篠谷 健太郎さん
【同】 浜小学校 村上 芽咲さん
また、学年全体で取り組み、多くの児童からの作品応募があった学校に学校奨励賞を設置、浜小学校、荏田西小学校、希望が丘小学校、並木第一小学校の4校が受賞しました。
コースターの材料はもともと、石井造園で日常の作業の中で発生する間伐材をコースターとして再生していたものでした。このコースターを使いSDGsの他のゴールに結びつけることができないかと考え、小学生にデザインを施してもらうことを思いついたということです。社員がコースターに適した厚さに輪切りにし乾燥させてから、障がい者支援施設に委託し、手作業で一つ一つ表面を磨いたものが使用されています。
告知は横浜市立の小学校に学校ポストを使ったチラシの配布だけだったそうですが、SDGs教育に敏感な小学校での反響は予想通りで、次々に学校から申し込みが届いたということでした。申し込み枚数のコースターを作り発送したり、また締め切り後に各学校から届いた段ボールを仕事の手が空いた社員がひとつひとつ丁寧に審査したりと、全社員で取り組み優秀作品を258枚まで絞ったとのことでした。
受賞作品を選ぶ審査の時間も予定時間の。どれもテーマを考え、木の形や木目、割れ目などを活かしてデザインされていて、大人でも考え付かない小学生たちの豊かな発想に、審査員をうならせていました。
審査にも加わった石井造園の中村さんは、「取り組みを行った先生方もまた、児童のみなさんに伝えるためとても工夫され取り組まれたと思います。応募してくれたみなさん全員に賞をあげたいくらいでした。まだまだ、SDGsの17の目標について理解が深まっていないところもあります。この取り組みを通して、先生も子どもたちも共に理解が深まってくれたら、廃棄するはずだった間伐材の再利用に新たな価値も加わり、大きな取り組みにつながっていくと思います。」と語っています。
入賞作品は、23日まで横濱ゲートタワー内ヨコハマSDGsデザインセンターで展示されたのち、24~25日はパシフィコ横浜で開催されるサステナブルブランド横浜国際会議内で展示されます。
※学校名、氏名の公表は学校及びご家族の了承をいただき掲載させていただいております。
日時:2022年2月17日(木)~23日(水)
会場:ヨコハマSDGsデザインセンター 「横濱ゲートタワー」 低層棟3階
〒220-0011 横浜市西区高島1丁目2-5横濱ゲートタワー 3階
TEL:050-3749-7415
営業日時:平日 11:00~16:00
第6回サステナブル・ブランド国際会議 2022 横浜
日時:2022年2月24日(木)25日(金)
会場:パシフィコ横浜 ノース