ローカルグッドニュース

横浜市の環境に関する市民意識調査の結果がまとまりました!

横浜市では、市民の環境に関する意識や環境行動の実践状況等を把握する「環境に関する市民意識調査」を実施しています。この度、令和3年度の調査結果がまとまりましたので、お知らせします。調査結果(概要)は、別添資料の通りです。また、クロス集計や経年比較を含む調査報告書は、以下のウェブページで公開しています。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/kansoku/shiminchousa.html


◆調査結果の要点


 環境や環境の取組に関心がある人は 86.9%(問1) ・関心がある項目の上位は、「地球温暖化対策」、「ごみの減量・リサイクル」、「防災・減災対
策」、「食の安全・食育」の4項目で、4か年で変化なし(問1-A)

 プラスチックごみ削減に向けた環境行動の実践率は7割を超え、日常生活に定着した行動 となりつつある(問2)
・「マイバッグ、マイボトル、簡易包装などでごみを減らす」は 86.7% 
・「使い捨てのプラスチック製品をできるだけ使わない」は 72.5%

 「SDGs」という言葉の認知度は 76.1%(問 12)

・10 代から 50 代では、「言葉の意味を知っていた」人の割合が5割を超える

 「脱炭素化」という言葉の認知度は 81.8%(問6) ・前年度から約 30 ポイント増加
 「生物多様性」という言葉の認知度は 77.9%(問9) ・前年度から約 10 ポイント増加

 

◆調査の概要

・期間:令和3年7月5日~7月 26 日
・対象:16 歳以上の市民 3,000 人
・方法:郵送による無記名調査(全 17 問)
・回答:1,472 人(回収率 49.1%)

 

◆お問合せ先
環境創造局政策課長 兵頭 輝久 Tel 045-671-2686


2021 年度 環境に関する市民意識調査の結果(概要)

横浜市では、2021 年7月に市内在住の 16 歳以上 3,000 人を対象に、環境に関する意識調査を実施しました。 調査結果は、環境管理計画や市の中期4か年計画に掲げた目標・施策の進捗評価や環境施策の基礎資料として 活用します。

◆調査結果

1 環境や環境の取組への関心について

・環境や環境の取組に「関心がある」人は 86.9%
・関心がある項目の上位は、「地球温暖化対策」、「ごみの減量・リサイクル」、「防災・減災対策」、「食の安全・食育」の4項目で、4か年で変化なし

問1 環境や環境の取組に関心がありますか (○は一つ)
問1-A 関心がある項目を教えてください (○はいくつでも)【問 1 で「関心がある」と答えた人のみ】

2 身のまわりの環境について

・「公園や街路樹・里山など緑を感じられる場所がある」と感じている人は、87.6%※で最多

・「気候変動による影響が表れている」と感じている人は 82.1%※で、「夏の暑さの激しさ」、「雨の降り方や風の激しさ」に影響が表れていると感じる人が8割以上
※「そう思う」「少しそう思う」人の割合の合計

問5 次にあげる身のまわりの環境についてどのように感じていますか(それぞれに○は一つ)

3 環境にやさしい行動(=環境行動)の実践状況について

 環境行動の実践
・例年と比較して、多くの項目で傾向に変化なし
・プラスチックごみ削減に向けた環境行動として、「マイバッグ、マイボトル、簡易包装などでごみを減らす」は、86.7%の人が実践、また、「使い捨てのプラスチック製品をできるだけ使わない」は、 昨年度(66.3%)から6ポイント、一昨年(52.2%)からは 20 ポイント増加して、72.5%の人が実践し ており、日常生活に定着した行動となりつつある

問2 普段、次にあげる個人でできる環境行動をしていますか(それぞれに○は一つ)

 SDGs の取組
・「SDGs」という言葉の認知度※は 76.1%で、10 代から 50 代では、「言葉の意味を知っていた」人の

割合は、5割を超える
・言葉の意味を知っていた人のうち、「SDGs に貢献する行動に、取り組んでいる」人は 58.1%で、この

うち「より積極的に取り組むようになった(20.8%)」人は、「何をしたらよいかわからない(34.6%)」 人と比較して、問2で聞いた「環境にやさしい製品・商品を選んで購入する」は約 20 ポイント、 「環境に配慮した電力会社を選んで契約している」は約 13 ポイント高く、日常生活で一歩踏み込ん だ環境行動をしている傾向がある

※「説明を読む前から言葉の意味を知っていた」「意味は知らなかったが、聞いたことがあった」人の割合の合計

4 新型コロナウイルス感染症の影響による環境行動や環境に関する考え等の変化について

・1年以内に環境活動に「参加した」人は 8.4%と、昨年度(13.3%)から5ポイント減少した一方、 「以前は参加していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で活動が実施されなかった・参加しなか った」人は 8.4%であり、環境活動が制限された状況がうかがえる

・ここ1年間で、身近な自然環境に関する「考えや行動に変化がない」人は4割いる一方、 「公園や緑地、水辺の大切さを感じるようになった(32.2%)」や「自宅などで、花や緑を飾ったり、 育てたりするようになった(26.6%)」など、自宅や地域で過ごす時間が増え、そうした時間を自然と の関わりにあてている状況がうかがえる

問3 ここ1年間に環境活動や環境活動団体に 参加しましたか(〇は一つ)

問 11 ここ1年間で、身近な自然環境に関する 考えや行動に変化はありましたか (〇はいくつでも)

5 環境活動や環境活動団体への参加場所について

・「住んでいる地域内」で、環境活動や環境活動団体に参加したことがある・参加したい人は、69.9% ・10 代から 30 代では、「住んでいる地域外」、「住んでいる地域内・外の両方」と回答した人の割合がその他の年代と比較して多く、学校や職場等、参加する場の範囲が広いことがうかがえる

問3-A 参加したことがある場所や、参加したい場所はどこですか(〇は一つ)

【問3で「参加したことはない、参加したいと思わない」と答えた人以外】
6 物をレンタルやシェアで利用することに対する考えについて

・物をレンタルやシェアで利用することについて、「利用したい・すでに利用している」人は 60.2% ・「利用したい・すでに利用している」人は、年代が下がるほど多く、40 代まででは7割を超える一方、

「利用したくない」人は、概ね年代が上がるほど多く、70 代では約半数の 48.0%

問4 物をレンタルやシェアで利用することについてどのように考えますか(○は一つ)

7 市の環境の取組について

 脱炭素社会の実現に向けて
・「脱炭素化」という言葉の認知度※は 81.8%で、昨年度(52.6%)から約 30 ポイント増加。
政府や企業等での動きの加速・報道等から、脱炭素化に関する情報を耳にする機会が増加したと考えられる ・「地球温暖化対策」の取組について、「将来の安全・安心につながるもの」と考える人が 87.4%で最多となるなど、地球温暖化対策が概ね前向きに捉えられている

※「説明を読む前から言葉の意味を知っていた」「意味は知らなかったが、聞いたことがあった」人の割合の合計

問6 「脱炭素化」という言葉の意味を知って いましたか(○は一つ)

問8 「地球温暖化対策」の取組について、 あなたの考えに近いものはどれですか(〇はいくつでも)

 生物多様性・身近な自然に求めるもの

・「生物多様性」という言葉の認知度※は、昨年度(68.3%)から約 10 ポイント増加して 77.9%で、

全年代で増加 ・「身近な自然が持つ力やその恵みのうち、暮らしやまちづくりに求めるもの」は、昨年度同様、「気温の上昇を抑える・木陰を作る(74.8%)」が最多で、次いで「空気や水を浄化する(70.7%)」、 「健康・癒し(56.4%)」と続く

※「説明を読む前から言葉の意味を知っていた」・「意味は知らなかったが、聞いたことがあった」人の割合の合計

問9 「生物多様性」という言葉の意味を 知っていましたか(○は一つ)

問 10 身近な自然が持つ力やその恵みの うち、暮らしやまちづくりに求める ものはどれですか(○はいくつでも)

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

ニュース一覧へ戻る