2021.08.05
アーティストにとっては国内外の舞台芸術関係者に作品を見せたり新しい観客層を開拓する機会、舞台芸術関係者にとってはまだ見ぬ才能を発見する機会として親しまれてきたTPAMフリンジが、舞台芸術史上最大の逆境とも思われる今、「YPAMフリンジ」として再始動します。参加登録受付中。審査はありません。インフラ拡充・サービス向上のためのクラウドファウンディング・キャンペーンへのご支援をもって参加登録料とし、一般のご支援も募ります。
★参加登録締切:2021年10月14日(木)
★対象公演期間:2021年12月1日(水)~12月19日(日)
YPAMとは
舞台芸術の国際交流を目的に、1995年にTPAM(東京芸術見本市/Tokyo Performing Arts Market)として開始。2011年に横浜に移り、略称はそのままに「国際舞台芸術ミーティング in 横浜(Performing Arts Meeting in
Yokohama)」に改称、10年をかけて横浜に根を下ろし、毎年40ヵ国以上から舞台芸術関係者が一堂に会する世界有数の舞台芸術プラットフォームとして国際的認知を確立しました。今年12月、満を持してYPAM(横浜国際舞台芸術ミーティング/Yokohama International Performing Arts Meeting)として再出発します。
YPAMフリンジとは
YPAM会期中に横浜・東京エリアで行なわれる公演を公募し、YPAMに参加する舞台芸術関係者および一般のお客様に紹介するフリンジ・フェスティバルです。その前身「TPAMフリンジ」は、海外公演の契機や新たな観客層開拓の機会として、例年50~60組のアーティスト/カンパニーに活用され、2020年には23,000人以上の観客を動員しました。
前回(2021年1~2月)のTPAMフリンジは登録料を無料とし、オンライン公演の登録も受付。公演数、動員数の減少は避けられませんでしたが、それでも53組のアーティスト/カンパニーが参加しました。
第1回の開催となるYPAMフリンジでは、今後のインフラ拡充とサービス向上のためクラウドファンディング・キャンペーンを実施し、キャンペーンへのご支援(500円~)を登録料とします。
公演をYPAMフリンジに登録すると?
※登録条件やサービスの詳細、登録フォームについてはこちらをご参照ください→ ypam.jp/fringe
クラウドファンディングについて
舞台芸術に対するコロナ禍のインパクトは、ライブ・パフォーマンスという表現形態そのものの貴重さと同時に、それを支える物理的・理念的インフラの脆弱さを私たちに再認識させました。ライブ・パフォーマンスの参加を常に歓迎できるイベントとして、使いやすさと持続可能性の向上を目指し、YPAMフリンジは、今年から来年にかけて運営体制を総合的に見直します。そのベースとなる登録・運営システムの開発費9,741,600円の50%について、クラウドファンディングのキャンペーンを実施します。参加アーティスト/カンパニーについてはクラウドファンディングへの支援をもってYPAMフリンジの参加登録料(金額はサービスに影響せず)とするほか、賛同していただける皆様からの支援も募ります。
※キャンペーン詳細はこちらをご参照ください→https://motion-gallery.net/projects/ypamfringe-2021
参考:前回のTPAMフリンジ ラインナップ(2021年1~2月、順不同、65演目、207公演)
黒沼千春/岡本晃樹|チェルフィッチュ|ブリギッタ・ムンテンドルフ/モーリッツ・ローベック|高山玲子|円盤に乗る派|劇団フルタ丸|鮭スペアレ|DANCE PJ REVO|横浜都市生活公社ぽけっとみっけ|Dance Medium|特定非営利活動法人芸術文化ワークス|Baobab|肉態能|play mute, dance still|Integrated Dance Company 響-Kyo|長沼航|加藤訓子|劇団かかし座|髙澤祐介/伊藤キム/篠崎史門|“ENIGMA PROJECT” 山中透/小池陽子/内海潤也/竹内祥訓/Kazumasa HIEI|ほろびて|orangcosong|世界劇団|中島那奈子|阿目虎南|我妻恵美子/Agaxart|DistANCEProject (Natsuko Kuroda, Hiroyoshi Murata)×Kazuma Glen|望月寛斗・石原朋香|重力/Note 平井企画×Media工房|山本ジャスティン伊等|Juggling Unit ピントクル|たくみちゃん|Dance Avant Garde Duo 86B210|かもめマシーン|紙カンパニー project|Yoriko Maeno|敷地理|行為以前|シルクロード能楽会|くちびるの会|ボディポエット(カズマ・グレン)|児玉北斗|Yokohama Theatre Group|劇団トム論|国立オペラ・カンパニー 青いサカナ団|大前光市/本條秀慈郎/水野蒼生|こかげ舎|鈴木優人/成田達輝/東京フィルハーモニー交響楽団/一柳慧|Gerutama & Hideki Yazawa|横浜ダンスコレクション2021(コンペティションI、コンペティションII、橋本ロマンス、下村唯、梅田宏明、岡本優、アラン・プラテル、キム・ジェドク)|若手振付家オンラインショーケース+トーク(井田亜彩実、北尾亘、中村蓉、スッポンザル、中川絢音×山道弥栄)|Dance Base Yokohama(フットノート・ニュージーランド・ダンス、DaBYコレクティブダンスプロジェクト/西村未奈、山﨑広太、菅谷昌弘)|STスポットセレクション vol.4(シラカン、屋根裏ハイツ)
横浜国際舞台芸術ミーティング2021(YPAM2021)開催概要(2021年8月3日現在)
会期 2021年12月1日~19日
会場 KAAT神奈川芸術劇場、BankART KAIKO、他
主催 YPAM2021実行委員会(公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、特定非営利活動法人国際舞台芸術交流センター)
共催 横浜市文化観光局
助成 公益財団法人セゾン文化財団
令和3年度文化庁文化芸術創造拠点形成事業
LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp