2021.07.17
横浜市では認知症に関する理解促進に取り組んでおり、平成18年度から認知症サポーターキャラバン事業を実施しています。地域団体や学校、企業等で認知症サポーター養成講座を開催し、ボランティア講師の「認知症キャラバン・メイト」が認知症の症状や接し方を説明して理解を深め、認知症の人や家族を温かく見守り、自分ができるところから手助けをする「認知症サポーター」を養成しています。
※横浜市の認知症サポーター数(累計):343,154人 ※令和3年3月末時点
平成30年にNTTドコモがデジタル技術を活用した社会課題解決のフィールドを模索し、横浜市から認知症サポーターキャラバン事業の委託を受けている認定NPO法人市民セクターよこはまに対し連携の申入れをしたことから協働した取組が開始されました。
認知症になっても安心して自分らしく暮らせるまちづくりを目的にした新たなホームページをリリースします。
合わせて、NTTドコモと協働し、LINEアプリのフィールド実証を開始します。
また、若い世代にもイメージしやすいよう、店舗従業員等向けのマンガ版認知症啓発リーフレットを作成し、キャラバン・メイトや関係機関等と連携して店舗等における認知を図っていきます。
こうした取組により、これまでの啓発活動では情報が届きにくい働く世代や若い世代に認知症についての知識や情報を伝える効果が期待でき、認知症キャラバン・メイトの活動支援にもつながります。
幅広い世代に認知症支援の情報発信を進めていきます。
◆まちかどケアLINE公式アカウント 7月1日リリース
市民向け
・誰でも認知症の情報が入手でき、情報更新されると通知が送られそのまま閲覧できます。
・認知症にかかわる人達のエッセイや認知症FAQでチャットポットへの質問コーナーがあります。
・一般公開型認知症サポーター養成講座の開催情報が掲載され、参加を検討できます。
・市民の認知症カフェなどの地域活動情報がマップで表示され、近くの活動がわかります。
認知症キャラバン・メイト向け
・キャラバン・メイトが各自の登録番号で入室して利用します。
・講座計画書や報告書の作成・提出がアプリ上で行え、講座開催実績の閲覧もできます。
◆ホームページ「まちかどケア」 7月1日リリース
認知症に関する新たなホームページを7月1日にリリースします。
知る 認知症の説明や接し方、相談先、利用できる情報を掲載
やってみる 認知症サポーターキャラバン事業紹介、養成講座実績の閲覧もできます。
ニュース 活動紹介、トピックス、心をつなぐリレーエッセイの掲載
◆お店用マンガ版認知症啓発リーフレット
認知症の方への接し方をまとめたリーフレットで、店舗従業員向けに作成しました。若い世代にもわかりやすく手に取ってもらえるようにマンガにしています。店舗等への周知を図ります。
お問合せ先
健康福祉局高齢在宅支援課長 水野 直樹 Tel 045-671-2368
認定NPO法人市民セクターよこはま 吉原 明香 Tel 045-222-6501
LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp