2021.05.25
国連環境計画(UNEP)によると、日本の1人あたりのプラスチック使用量は、1位のアメリカに続いて、世界第2位です。
人口約14億人の中国や、約13億人のインドと比べると、日本の1人1人の使用量がどれほど多いかがわかります。
また、“2050年に、海中のプラスチック量が、魚の重量を超えてしまう”ともいわれています。
世界では毎年800万トンものプラスチックごみが海に流れていて、その影響は、海で暮らす生き物はもちろんのこと、魚を食べる家畜や人にも広がっています。
プラスチックは分解されることのない物質
誤ってプラスチックを食べてしまったクジラや海鳥などが体内にプラスチックが溜まったことで命を落としたり、海に浮かぶゴミが絡まってうまく泳げず命の危機に瀕する生物も多くいます。
海の生物が食べたプラスチックは、体内で有害な物質となり、家畜や人間の体内に取り入れられ蓄積していく問題も起こっています。
■buøyとは?
buøyは、海洋プラスチックごみほぼ100%で作られたプロダクトです。
株式会社テクノラボが生み出した独自の成形方法により、ゴミが持っていた色をそのままに一つずつ異なる色・模様を持っています。
■buøyに込めた想い
では、テクノラボは、どのような想いを込めて「buøy」という商品を作ったのでしょうか。
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「私たちは微力で、私たちの力だけで海にあふれるたくさんのプラスチックごみをどうにかすることは難しいですが、より多くの人に今の海の状況を聞いてもらえば、海洋問題に取り組む人々が増え、海洋ゴミ問題の解決に近づくのではと考えました。
SNSで見る海は美しいものでも、撮影者の足元や背中側には海洋ゴミが隠れています。
多くの人にbuøyを手に取ってもらい、海洋ゴミの問題を身近に感じてほしい。
いつか海からプラスチックが消えて、buøyがつくれなくなるその日のために私たちのブランドは存在しています」
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海や道端に捨てられたり、処理に困っていたプラスチックごみが、目の前で全く新しい使い道に生まれ変わるその瞬間を実際に見て触れることで、少しでもプラスチック問題について考えるきっかけにしてみませんか?
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【メーカー・講師紹介】
〈メーカー〉
株式会社テクノラボ
設⽴:2004年8⽉
事業内容:主にIoT機器、医療機器向けのプラスチック筐体のデザインや少量⽣産を⾏うプラスチックメーカー。
新しいテクノロジーを搭載した製品の共同開発を、スタートアップ企業などと進めており、これまでに200を超える 製品開発を⾏っています。
http://www.techno-labo.com/rebirth/
〈講師〉
株式会社テクノラボ代表取締役
林 光邦 氏
大学卒業後、父親のプラスチック製造工場に勤務。
その後、2004年にプラスチック製品の開発を行う株式会社テクノラボを創業。
海洋ゴミとして廃棄されたプラスチックを材料として、それを美しい伝統工芸品に生まれ変わらせることをコンセプトした製品ブランド「buøy」を立ち上げる。
※林氏のインタビュー記事はこちら(前・後編の2部構成の記事となっています)
海洋環境を身近に、持続可能なプラスチック製品を届けたい
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【ワークショップ詳細】
〈日時〉
日付:2021年5月30日(日)
時間:①14:30〜 ②15:30〜(各回60分)
〈場所〉
BUKATSUDO ATELIER
神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目2番1号 ランドマークプラザ 地下1階
みなとみらい線「みなとみらい」駅徒歩3分
JR市営地下鉄「桜木町」駅徒歩5分
〈内容〉
・講師紹介(2分)
・buøy作り(45分)
・「Pono Pono」紹介(3分)
・締め、次回企画の告知(3分)
〈参加費〉
2,500円(税込)
〈持ち物〉
・ご家庭にあるプラスチックゴミ(ペットボトルキャップ程度の大きさ)
※主催側でbuøy製作に必要なプラスチック素材はご用意します。プラスチックゴミをお持ちいただくことで、出来上がるbuøyが、よりあなただけの1品になります。
〈感染症対策について〉
●咳や発熱、倦怠感など、体調がすぐれない方には参加を控えていただきます。
●37.5度以上の発熱のある方はご参加頂けません。
●当日は、アルコールが用意されるので手指消毒をしてから入場してください。
●マスクを着用をお願いします。
●ソーシャルディスタンスを保つため、席の間隔を開け、収容人数より少数の規模で開催されます。
●上記を守らない方、スタッフの指示に従わない方は、参加を断わられる、または退場を勧められる場合があります。
Ethical&SEA 各店舗でご利用いただける【LINEクーポン500円分】がワークショップ参加者にのみプレゼントされます。※このクーポンは、 LINEを使う参加者のみ利用できます。
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【共催団体紹介】
ponopono
海のことをもっと知り、行動におこせるアクションをしたい!
そして、一人でも多くの方に知るきっかけを提供したい!
この想いで「海の豊かさ」を目指し繋がっている団体です。
知る「きっかけづくり」として、環境団体との勉強会やイベント、海岸のゴミ拾いなどの活動を企画しています。
Instagram:https://www.instagram.com/pono_pono01/?hl=ja
Facebook:https://www.facebook.com/Pono-Pono-103254028312299
〈Ethical&SEAとは〉
Ethical&SEAという名の通り、「エシカル」と「海」が大きなテーマ。
アメリカ西海岸カルチャーにインスピレーションされた「オーガニック」や「オーシャンフレンドリー」をメインキーワードに、海や地球環境、SDGsに配慮した商品や各種環境系認証商品を多数取り揃えています。
Ethical&SEAでの買い物をきっかけにエシカル消費を、インスタルーミングやワークショップなどのデジタルコミュニケーションを通して、見て・触れて・学んで・繋がって、「私たちを広げて」みんなが地球に寄り添う〝STAND by EARTH〟を生きていくブランドとして展開していきます。
ブランドサイトURL:https://ethicalsea.com/
LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp