2015.03.27
横浜の課題解決プロジェクトを応援するサイト「LOCALGOOD YOKOHAMA」で資金調達に成功した「ファール ニエンテ」が3月28日、目標金額の達成を記念して植樹を開催します。
「ファール ニエンテ」は、2014年11月、横浜市営地下鉄ブルーライン・下飯田駅近くに、社会福祉法人「開く会」(鈴木正明理事長)が障がい者の働く場として開設した小麦や野菜の生産やパン製造販売も行うイタリアンレストラン。2,400平方メートルの敷地に建てられた、吹き抜けのある平屋建ての建物の延床面積は約380平方メートル。パン・ピザそれぞれに専用の石窯をそなえています。
敷地内に建てられたハウス栽培用の温室・作業小屋では、ハーブの栽培や周辺の畑で収穫した野菜の処理・販売などが行われています。 障がいを持った方が、たくさんの種類のパンの製造販売・イタリア料理、農産物栽培小麦や野菜の生産を仕事として、日々訪れる人をもてなしている、地域に開かれたこのコミュニティースペースには、毎日多くのお客さんが訪れています。
昨年10月下旬から2月までの期間中に実施したLOCAL GOOD YOKOHAMAのクラウドファンディングによる資金調達は、「みんなの庭プロジェクト」として、障がい者が働く場「ファール ニエンテ」の敷地内にどんな人でも立ち寄れる「庭」をつくることを目的に行われました。目標金額を300,000円として募集を開始したところ、80日間の期間中に36人から321,500円の応援資金を集めることができました。
「ファール ニエンテ」とは、イタリア語で「なにもしないこと、無為」という意味。「dolce far nientet=甘美なる無為」という慣用的な使い方があり「なにもしないことを楽しむ、味わう」という意味で使われるそうです。
「開く会」は、1975年(昭和50年)に様々な地域の福祉課題に取り組もうと設立された「んとすの家」を母体に「障がいを持つ人のために役立ちたい」と自らの土地と家を提供し、彼らの居場所として「共働舎」を設立したことから始まった活動です。
開催日:2015年3月28日(土) 10:00~
場所 ファール ニエンテ(横浜市泉区下飯田町829)
LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp