ローカルグッドニュース

2/11(木)-2/14(日)横浜の文化的遺伝子を想起する ――YOKOHAMA MEME公開展示

横浜の文化的遺伝子を想起する
――YOKOHAMA MEME公開展示

2021年2月11(木)〜14(日) 12:00〜17:00
@町のお宿 静浜(神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2丁目12−4)
※横浜駅西口から徒歩3分
入場無料/定員最大10名入れ替え制
※新型コロナウィルス感染症対策のため、館内マスク着用と受付での検温、消毒、個人情報の記入をお願いします。
※館内にはエレベーターがありません。予めご了承ください。
※泥酔されている方、周りにご迷惑をかける恐れのある方は入場をお断りします。
主催:YOKOHAMA MEME / NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ / #おたがいハマ
協力:ことぶき協働スペース

2019年に横浜にあるニュースパーク(日本新聞博物館)にて開催された「地域の編集――ローカルメディアのコミュニケーションデザイン」に合わせて、市民向けワークショップ「YOKOHAMA MEME」が2019年末に行われました。MEME(ミーム)とは聞き慣れない言葉ですが、「文化的遺伝子」という意味です。横浜ならではの文化を継承し、未来へ引き継ぐ。をコンセプトに、3つのチームに分かれて「ローカルメディア」を構想してきました。本展ではそんなメディアのあり方を紹介する他、YOKOHAMA MEMEの参加者、メンターとのつながりから生まれた“ネット上のサードプレイス”「おたがいハマ」、および、昨年の横浜トリエンナーレで展示され、横浜の歴史的建造物を題材にしたメイク・オア・ブレイクによる作品《橋を気にかける》を合わせて紹介。失われつつある“横浜らしさ”を捉え、新たな出会いやコミュニティを育む機会を創出します。

YOKOHAMA MEME公開プレゼンテーションの様子 於:ニュースパーク(日本新聞博物館)2019年

YOKOHAMA MEMEで生まれたローカルメディアの紹介

ワークショップでは、「ユニバーサルツーリズム」「盛り場の盛衰記」「横浜の歴史的建造物」をテーマにグループワークが2ヶ月にわたって展開されました。各グループから創発されたアイデアを展示します。YOKOHAMA MEMEから生まれたローカルメディアは「ハマッコバトン」「たてものガチャガチャ」「野毛みくじ」の3種。歴史を辿り未来へ、コロナ禍以前/以後で考察されたYOKOHAMA MEME。現在進行形で横浜の魅力を届ける持続可能なローカルメディアの可能性をご覧ください。
参考サイト:
https://chiiki-henshu.com/workshop.html

ネット上のサードプレイス「#おたがいハマ」の活動紹介

横浜の市民や企業、大学、行政が連携し、共創のプラットフォーム『#おたがいハマ』を立ち上げました。このプラットフォームでは新型コロナウイルス感染症に対して3つのアクション「伝える」「つながる」「変える」に参加型で取組んでいます。運営は横浜市、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ、一般社団法人リビングラボサポートオフィスです。YOKOHAMA MEMEのワークショップに参加していたメンバーも数多くのプロジェクト創出に携わり、横浜の市民創発のサードプレイスとして、機能しています。
参考サイト:
https://otagaihama.localgood.yokohama/

メイク・オア・ブレイク (レベッカ・ギャロ&コニー・アンテス) 《橋を気にかける》2020年 ©Make or Break 撮影:加藤健 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

メイク・オア・ブレイク《橋を気にかける》2020 年

オーストラリアのシドニーを拠点に活動するメイク・オア・ブレイクは、ヨコハマトリエンナーレ 2020 に参加し、《橋を気にかける》という新作を横浜美術館で発表しました。同作には、横浜にある四つの橋(太田橋、打越橋、フランス橋、末吉橋)をモティーフに、鉄板を酸素切断した彫刻が含まれています。彫刻は各橋の親柱、橋台、橋脚、橋桁などの要素を組み合わせてデザインされ、それぞれの橋にまつわる物語や、橋の成り立ち、橋を気にかけるための提案を記したシートとあわせて展示されました。
横浜市内にある180 以上もの橋は、生成のメタファー、生と死の交わるところ、出会いの場所であり、同時に、横浜は塩と海からできた土地であるという事実を思い出させてくれます。作者であるメイク・オア・ブレイクは、彫刻として立ち現れるイメージ、物語、指示書によって、公共空間の意味や、それに対する私たちの共同責任について考え直すことを問いかけています。
現在、メイク・オア・ブレイクは、この作品の発想の源となったコミュニティとつながりをもつ、彫刻のための住処を探しています。仮住まいでもかまいません。モティーフとなった橋の近くに展示できれば、それほど素晴らしいことはありません。これらの橋とそれにまつわる物語を通じて、彫刻が置かれる地域のコミュニティに関心が寄せられ、多くの人に楽しんでもらえたら幸いです。
参考サイト:
https://www.yokohamatriennale.jp/2020/event/20200923/

ENGLISH PRESS RELEASE

○会期中はオンラインでのイベントを開催予定!

YOKOHAMA MEMEの企画者や参加者を交えて、横浜らしさとは? 今後、みんなが考えたローカルメディアはどうやってつくるの? などざっくばらんなトークイベントを「#おたがいハマ」や会場で併設している舞台「鶴屋町PIT INN」で開催します。詳しい日程等は「#おたがいハマ」のSNSや「鶴屋町PIT INN」のfacebookページなどをフォローしてください。
鶴屋町PIT INN
https://www.tpam.or.jp/program/2021/?program=64

○味わい深い宿・静浜のフロアを貸し切ります。

横浜駅繁華街に立地する旅館「町のお宿 静浜」が、2021年1月をもって宿泊施設としての役割を終えようとしています。横浜市神奈川区鶴屋町に立地する素泊まり旅館は50年の歴史を持ち、現在は飲食業や予備校、ビジネス街、駐車場として様変わりした都市を見つめてきました。かつて東海道神奈川宿とも呼ばれたこの街道筋は横浜港の開港の際には大使館など、交流の地として栄えました。 旅館は旅館業を閉じたあと、町の遺伝子(YOKOHAMA MEME)を引き継ぎ、既存施設の活用における「再生」を構想しています。本展と併設してTPAM2021「鶴屋町PIT INN」の公演会場にも使用しています。
町のお宿 静浜
https://www.yk-shizuhama.co.jp/

○会場地図

○本件に関するお問い合わせ

LOCAL MEME Projects
info@localmeme.org

NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
info@yokohamalab.jp

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

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