ローカルグッドニュース

2/9(火)-3/23(火)人とまちを結ぶライター講座(初級):ヨコハマ経済新聞メディアカレッジ Vol.1

ヨコハマ経済新聞メディアカレッジ Vol.1 (LOCAL GOOD SCHOOL YOKOHAMA)

人とまちを結ぶライター講座(初級)

~記事とメディアの基礎+ライティング演習~

人とまちを結ぶライター講座(初級)とは?

この講座は、2004年開設の地域密着型ニュースサイト「ヨコハマ経済新聞」(通称:ハマ経)によるライター養成講座です。ヨコハマ経済新聞メディアカレッジ Vol.1として開講します。ハマ経を運営するNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボは、情報が人と人をつなぎ、コミュニティをつくるとの考えのもと、ニュースのみならず、知識や経験の共有を含めた情報発信に力を入れてきました。より多くの人がライター=情報の発信者となり、学び、つながりながら、横浜の未来をつくっていくことを目指して開講します。修了者にはハマ経や港北経済新聞、LOCAL GOOD YOKOHAMA、#おたがいハマなどで活躍するチャンスも開けます。

ヨコハマ経済新聞は、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが2004年から運営しているWebメディアです。これまでに11,000本以上のヘッドラインニュース、330本以上の特集記事を掲載しています。
https://www.hamakei.com/

 

コンセプト「学ぶ → 体験する → レビュー」

Learn「学ぶ」

オンライン(状況によりオフラインも検討します)
主任講師とゲスト講師による座学セッション

Experience「体験する」

講座内+ホームワーク
講座内の体験セッションと講座外の実践体験

Review「レビュー」

到達点・課題を確認
体験の結果を振り返りリアルな経験から学びます

 

「座学」→「体験」→「レビュー」の循環による学習プログラム

記事の書き方や構成、メディアの基本について学び、体験。オンライン講座の特性上、講座内での体験やグループワークは簡潔に実施し、ホームワークでの体験を重視。ホームワークの書いた記事などは、少人数講座ならではの充実のレビューでフォローします。

情報コミュニケーションでは、情報を伝える人(書き手)と情報を受け取る人(受け手)が必ず存在し、多くの場合、誰かに(ライターなどに)情報を伝えてもらう人(当事者=何かに取り組んでいる人)が別に存在します。この講座では、当事者自らが情報の伝える人になることも想定したプログラムを展開します。また、情報が伝えられることで生まれる効果についても、ゲスト講師の体験談などから学びます。

参加者限定のサポートグループをFacebookでセミナー時間外での講師とのやり取りや質問、参加者同士の情報交換などを行います。

 

プログラム概要
開催期間 2月9日~3月23日 座学セッション6回

開催日時 座学セッション:原則 毎週火曜日 18:30~20:30

開催場所 座学セッション:原則 オンライン

参加人数 20人程度

参加費用 6回通し10,000円(※学割:7,500円) 各回 2,000円(※学割:1,500円)

主催 LOCAL GOOD YOKOHAMA 2.0 実行委員会
(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ、ハーチ株式会社(Circular Yokohama)
一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス)

 

プログラム日程と各回テーマ
第1回 2月9日 まちは情報であふれている-ハマ経の現場から

第2回 2月16日 記事とメディアの基本を知る

第3回 3月2日 ニュースリリースから記事をつくる

第4回 3月9日 セミナー取材から記事をつくる

第5回 3月16日 インタビュー取材から記事をつくる

第6回 3月23日 共感を広げる見出し、写真、そして思い

 

主任講師・コーディネーター
三澤一孔(ヨコハマ経済新聞 編集部・メディアカレッジ主任 / 社会広報WORKS代表)
北海道出身。法政大学社会学部情報コミュニケーションコース卒。1992年、神戸新聞社入社。阪神・淡路大震災や復興まちづくり、福祉、NGO/NPOなどを取材。1999~2000年、NGO難民を助ける会(AAR Japan)のインターンとしてコソボで支援活動と広報に従事。国際開発ジャーナル編集部を経て、NGOピースウィンズ・ジャパンや独立行政法人国際協力機構(JICA)、日本災害復興学会などで広報やウェブサイトを担当。取材・編集、広報に関するコンサルティングを行う。

 

< 申し込みは締め切らせていただきました >

今回、多くの方から参加のお申し込みをいただきました。誠にありがとうございます。質疑や講評、レビューをしっかりやっていきたいとの考えから、少人数の講座としておりますので、新規のお申し込みにつきましては、締切とさせていただきます。せっかくご関心をお持ちいただいた方には申し訳ございません。

今後も同様の講座の実施を検討していきたいと考えております。ご関心のある方には、開講が決定次第、ご案内をさせていただきますので、info@hamakei.com までお知らせください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

第1回:まちは情報であふれている-ハマ経の現場から

人が集まる場所、つながる場所に情報が生まれ、情報がまた人々をつないでいきます。伝えられた情報は人やコミュニティに影響を与え、人の行動やコミュニティを動かしていきます。一方で、希少な取り組みであっても、それが情報として発信されなければ、関わっていない人にとっては、その取り組みは行われていない存在に近いものになってしまいます。

情報コミュニケーションやコミュニティづくりに関わってきた講師たちから、情報の意味、情報がもたらす変化について発信します。また、伝えること、伝える相手(ターゲット)により、活用する媒体(メディア)や書き方・伝え方が変わることを理解します。

連続講座の初回ということで、懇親会も実施します。

 

ゲスト講師
杉浦裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事 / ヨコハマ経済新聞 編集長)
学習院大学卒業後、舞台監督として国内外で音楽・ダンス・演劇などの現場を経験。2002年に横浜コミュニティデザイン・ラボの活動を開始し、2003年にNPO法人化。2004年にニュースサイト「ヨコハマ経済新聞」を開設。2011年にシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」を開設。2013年に市民包摂型ものづくり工房「FabLab Kannai」の運営を開始。2014年に横浜市内の地域課題を市民参加型で解決していくウェブプラットフォーム「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を開設。 LEARN、MAKE、SHAREのキーワードで学びと連携の場づくりに務めている。
紀あさ(写真家 / ライター / 手回しオルガン奏者 / ヨコハマ経済新聞 編集)
東京綜合写真専門学校出身。「はまれぽ.com」「The Page神奈川」などのローカルメディアでのライティングを経て、現在はヨコハマ経済新聞での記事執筆と編集を担当。時々「函館経済新聞」にも執筆する 2拠点ライター。著書に「伝説の大道芸人 ギリヤーク尼ヶ崎への手紙」(日進堂)、共著に「ギリヤーク尼ヶ崎 鬼の踊りから祈りの踊りへ」(北海道新聞社)。

 

 

第2回:記事とメディアの基本を知る

事実やメッセージをできるだけわかりやすく、正確に伝えるため、記事や原稿にはいろいろなスタイルや約束ごとがあります。媒体により違いはありますが、その中でも歴史が長く、「中学生にもわかるように」とできるだけ多くの人にわかりやすいスタイルをつくってきたのが、新聞記事の構成や書き方です。

主に新聞記事を題材に、記事・原稿のスタイルを理解します。また、同じようで同じではない、報道(ニュース)と広報の違いについてもお伝えします。記事を読んでもらうために重要な見出し作成にトライし、ホームワークではプレスリリース作成に取り組んでいただきます。

ゲスト講師は、日本の日刊新聞発祥の地である横浜にあるニュースパーク(日本新聞博物館)の尾高泉館長。「情報と新聞」の博物館が伝えていること、デジタル時代、コロナ禍での新聞の役割、オンラインメディアやネット情報との違いや共通点について、お話しいただきます。

 

ゲスト講師
尾高泉(ニュースパーク=日本新聞博物館=館長)
東京都在住。1987年、ニュースパークの運営母体・日本新聞協会に入職。広報 や新聞社のデジタル部門についての調査研究、新聞を購読しない層への対策、学校などで新聞を教材として活用する「NIE」の普及などを担当してきた。

 

 

第3回:ニュースリリースから記事をつくる

記事・原稿を作成するには、いくつかの方法があります。(1)プレスリリースや提供された情報からつくる方法、(2)イベント(セミナーやシンポジウムなども含めてイベントを取材してつくる方法、(3)インタビューを行って作る方法、(4)さまざまな資料やデータから作る方法です。第3回では、こうした記事作成の方法やポイントを理解します。

主な内容
・記事をつくる4つの方法
・ニュースリリース/案内から記事をつくる
・足りない情報を確認する
・イベントを取材して記事をつくる
・取材の前にやるべきこと

 

ゲスト講師
坂井直人(港北経済新聞 編集長 / NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ理事)
デジタルハリウッド大学大学院卒業、デジタルコンテンツマネジメント修士。港北経済新聞 編集長として、まちのニュースを取材・編集・更新。日々、大量のプレスリリースを受け取る立場でもある。フリーランスのライター・コピーライターとしても活動。在宅就業支援を行うNPO法人テレワークセンター横浜理事長
杉浦裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事 / ヨコハマ経済新聞 編集長)
学習院大学卒業後、舞台監督として国内外で音楽・ダンス・演劇などの現場を経験。2002年に横浜コミュニティデザイン・ラボの活動を開始し、2003年にNPO法人化。2004年にニュースサイト「ヨコハマ経済新聞」を開設。2011年にシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」を開設。2013年に市民包摂型ものづくり工房「FabLab Kannai」の運営を開始。2014年に横浜市内の地域課題を市民参加型で解決していくウェブプラットフォーム「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を開設。 LEARN、MAKE、SHAREのキーワードで学びと連携の場づくりに務めている。

 

第4回:セミナー取材から記事をつくる

第4回では、実際のセミナーの様子を視聴(取材)しながら記事をつくることを目指します。対象のセミナーは、アースアワー関連イベントなどを想定しています。取材のポイントを確認しながら、セミナー取材を体験します。登壇したキーパーソンなどへのインタビューも聞き、ホームワークとして、セミナーを記事にまとめます。

ゲスト講師は、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス理事で、緑園リビングラボ代表の野村美由紀さん。取り組みや、情報の広がりが生み出した成果をご紹介いただきます。

 

ゲスト講師
野村美由紀(一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス理事 / 緑園リビングラボ代表)
株式会社Woo-By.Style代表取締役。石井法務グループ理事。家庭でも社会でも役割の多い女性に、情報・場と機会・コミュニティの提供を通じて現実的な働き方やキャリアアップなどのディーセントワーク実現に向けた支援を行っている。コロナ禍では循環型のマスクプロジェクト「YOKOHAMAガーゼマスクships」を展開。多数のメディアに取り上げられる。
杉浦裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事 / ヨコハマ経済新聞 編集長)
学習院大学卒業後、舞台監督として国内外で音楽・ダンス・演劇などの現場を経験。2002年に横浜コミュニティデザイン・ラボの活動を開始し、2003年にNPO法人化。2004年にニュースサイト「ヨコハマ経済新聞」を開設。2011年にシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」を開設。2013年に市民包摂型ものづくり工房「FabLab Kannai」の運営を開始。2014年に横浜市内の地域課題を市民参加型で解決していくウェブプラットフォーム「LOCAL GOOD YOKOHAMA」を開設。 LEARN、MAKE、SHAREのキーワードで学びと連携の場づくりに務めている。

 

 

第5回:インタビュー取材から記事をつくる

前回のセミナー取材を受けたレビューを、他の回よりも詳しく行います。記事の流れや、事実・解説・感想が一体となっていないかなどを確認することに加え、限られた文字数の中でセミナーのどの部分を取り上げ、何を伝えようとしたのか、何がメッセージとして伝わるのかを検証します。資料や関連情報を引用するときのルールも理解します。

ゲスト講師は、IDEAS FOR GOOD編集長などとして、ソーシャルグッドを広める情報発信を続ける加藤佑さん。ソーシャルグッドな取り組みを形にして伝える意義、その反響などについて、インタビュー形式で話していただきます。質問は参加者からも受け付けます。その発言をもとに、ホームワークとして原稿を作成します。

 

ゲスト講師
加藤佑(Circular Yokohama / IDEAS FOR GOOD 編集長)
1985年生まれ。東京大学卒業後、リクルートエージェントを経て、サステナビリティ専門メディアの立上に従事。2015 年12 月に Harch Inc. を創業。翌年12月、世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」を創刊。現在はサーキュラーエコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜市で「Circular Yokohama」など複数の事業を展開。英国CMI 認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー資格保持者。

 

 

第6回:共感を広げる見出し、写真、そして思い

記事・原稿を読んでもらうためには、いくつかの工夫が欠かせません。ネット/オンラインでは、検索エンジン対策(SEO)の重要性が知られていますが、新聞の見出しやレイアウトも、歴史のある記事への誘導方法です。

「目は口ほどにものを言い」と言われるように、写真も、記事・原稿とともに重要な要素です。最近は無料で使える写真のサイトなどもありますが、やはり記事に合った写真が重要です。取材の時点から写真を意識しておく必要があります。すぐにプロカメラマンのような写真はとれなくても、いくつかのポイントを押さえるだけでも、写真の印象は大きく変わります。写真や映像に関連する肖像権や著作権、加工についても理解します。

ゲスト講師は、コミュニティ支援や多文化共生に取り組む、野毛坂グローカルの奥井利幸代表。築き上げてきた人のネットワークやSNSを使った情報の広がり、取り組みの拡大について、そして思いを伝えることの大切さについて、お話しいただきます。写真家でヨコハマ経済新聞 編集の紀あさも加わります。

連続講座の修了式を行い、交流会も予定しています。

 

ゲスト講師
奥井利幸(野毛坂グローカル代表)
アジア地域での国際協力活動に20年以上携わり、2016年に野毛坂グローカルを設立、海外と日本のネットワークによる学びあいによるコミュニティづくりの実践をしている。一昨年までは日本とアジアを月一ペースで往復、ここ1年はオンラインでの往復をしている。2020年第一回アジア健康長寿イノベーション賞国内優秀事例賞受賞。
紀あさ(写真家 / ライター / 手回しオルガン奏者 / ヨコハマ経済新聞 編集)
東京綜合写真専門学校出身。「はまれぽ.com」「The Page神奈川」などのローカルメディアでのライティングを経て、現在はヨコハマ経済新聞での記事執筆と編集を担当。時々「函館経済新聞」にも執筆する 2拠点ライター。著書に「伝説の大道芸人 ギリヤーク尼ヶ崎への手紙」(日進堂)、共著に「ギリヤーク尼ヶ崎 鬼の踊りから祈りの踊りへ」(北海道新聞社)。

 

 

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

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