ローカルグッドニュース

「障がい者を犯罪から救う!プロジェクト」がクラウドファンディングの支援を募集

依存症、薬物問題、更生支援に関する啓発活動に取り組むNPO法人Hatch(横浜市泉区)の細川慎一さんが、「障がい者を犯罪から救う!プロジェクト」の支援を求めるクラウドファンディングを実施しています。
https://camp-fire.jp/projects/view/266569

刑務所には障がい者が多くいます。一度刑務所に入ってしまうと出所しても、適切な福祉や医療に繋がらず孤独と貧困に陥り再犯を繰り返してしまう人がとても多いそうです。国は2016年に再犯防止推進計画を策定してこの問題を改善しようと動き始めました。更生支援という新しいカタチの福祉が求められています。

細川さんは、2017年にNPO法人Hatchを立ち上げて、自身の体験を語る講演会や、更生支援をテーマとするセミナーへの登壇などによる啓発活動に取り組んできました。

また、2019年7月には、YouTubeに「Hatchチャンネル ーハッチャンネルー」を立ちあげて、動画による情報発信にも積極的に取り組んでいます。

この障がい者を犯罪から救うプロジェクトで細川さんが実現したいことは、受刑者や元犯罪者を含むすべての人が適切な福祉・医療に繋がれるように啓発活動を行い、広く社会の人々にこの問題を知ってもらうことで偏見・差別を無くしていくこと。

クラウドファンディングで集まった資金により実施する取り組みは、研修会や講演会等の開催や、ポスターやリーフレット、ホームページを制作する啓発活動です。

目標金額は300万円。11月15日(日)23:59まで受け付けています。

 

【参考情報】

再犯防止推進計画:平成29年12月,再犯防止推進法に基づき,再犯防止推進計画が閣議決定されました。再犯防止推進計画には,7つの重点課題について,115の具体的施策が盛り込まれています。

再犯防止推進計画の概要

「再犯防止推進計画」における7つの重点課題

1 就労・住居の確保
2 保健医療・福祉サービスの利用の促進
3 学校等と連携した就学支援の実施
4 犯罪をした者等の特性に応じた効果的な指導の実施
5 民間協力者の活動の促進,広報・啓発活動の推進
6 地方公共団体との連携強化
7 関係機関の人的・物的体制の整備

 

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

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