2020.09.19
世界に約160か所、日本に7か所あるESD(持続可能な開発のための教育)の地域活動拠点(通称:RCE)の1つである”RCE兵庫‐神戸”と”神戸大学大学院人間発達環境学研究科ヒューマン・コミュニティ創成研究センター”主催で、第5回ESD実践研究集会「WITHコロナ社会のESD活動」が9月21日(月)と22日(火)にオンライン上で開催されます。
研究集会は、「地球環境の持続性・地域の経済発展・まちづくり・人の暮らし・エンパワメント・教育・生物多様性・文化の多様性」などをキーワードとする多層多元的な領域の多様な実践者・研究者による普段着のつどいです。互いが活動の中で感じている課題を持ち寄り、互いに交流する中で、ESDの概念・推進方策・課題・可能性を考えることを目的に2016年から開催しています。
ESDとは、持続可能な開発のための教育です。いのちの持続性を大切にする社会になるための人やコミュニティの担い手を育む学習や活動です。
研究集会では、ESDを推進していく上で必要なこと・ものを再確認することが求められている中で、新型コロナウイルス感染症と共にある社会におけるESDとは何かを考える機会にしていくとのことです。
初日となる21日は、RCE兵庫‐神戸に所属している方々によるESDに関する実績報告・研究発表をするのに加え、RCE兵庫‐神戸ユースによるユース企画イベント「Dialogue for いのち〜社会に向けて「なんでやねん!」〜」が開催されます。企画では、日々の活動で感じる違和感やモヤモヤを、幅広い領域で活動するユースたちが、それぞれの立場から生の言葉で発信します。
泉史織・松本あゆみ(神戸大学国際人間科学部)、工藤大智(神戸大学大学院研究補佐員)に加え、RCE横浜若者連盟の廣木亮哉、4氏が実践現場で感じ考えていることを話題の中心に据えながら、参加者が感じている多様な「なんでやねん!」を重ね合わせ、対話(Dialogue)を深めていきます。
ユース企画イベントに関わっているRCE兵庫‐神戸ユースの後藤聡美さんは「COVID-19の影響で様々な活動が制限され、あらゆる『いのち』を大切にする社会のあり方が問われています。 本企画では、ユースが日々感じている違和感やもやもやを持ち寄り、社会に『なんでやねん!』と突っ込んでいきます。 多様な参加者との対話を通して、持続可能な社会づくりに向けたエネルギーを生み出していきましょう!」と話します。
22日は、ESDに取り組んでいる20人によるリレートークと座談会「WITHコロナとESD」が開催されます。
参加費は無料で、参加申込み締め切りは9月19日(土)まで。
【プログラム】
<9月21日(月・祝)>
10:00 ~10:30 ESD推進ネットひょうご神戸・ネットワーク会議(メンバー限定)
10:50 開会
11:00~12:30 自由研究発表
12:30〜13:00 休憩
13:00~15:00 ユース企画イベント「Dialogue for いのち〜社会に向けて「なんでやねん!」〜」
(司会:後藤聡美(神戸大学人間発達環境学研究科・ESDプラットフォームWILL)
・話題提供(1)
「withコロナ社会におけるワークキャンプ・ボランティア ~ハンセン病療養所におけるシミュレーションプログラムを通して~(仮)」
泉史織(神戸大学国際人間科学部・ESDプラットフォームWILL)
松本あゆみ(神戸大学国際人間科学部・ESDプラットフォームWILL)
・話題提供(2)
「コロナ禍の災害ボランティア活動~九州豪雨災害支援ボランティアの事例から~(仮)」
工藤大智(神戸大学研究補佐員・ESDプラットフォームWILL)
・話題提供(3)
「横浜での”繋がり”~生配信番組を通して~」
廣木亮哉(東京都市大学環境学部・RCE横浜若者連盟)
15:00~15:30 終了、チェックアウトタイム
<9月22日(火・祝)>
10:00 開会、進め方の説明
10:10~12:30 リレートーク(司会:高田知紀・兵庫県人と自然の博物館、清野未恵子・神戸大学人間発達環境学研究科)
10:10〜11:10 セッション1(10名×5分)
・大本晋也(国立淡路青少年交流の家)
・西本玲子(神戸YWCA)
・片山敬済(BERT)
・三苫利光(クラーク記念国際高等学校)
・山村けい子(兵庫大学短期大学部)
・木田薫(ソーシャルデザインセンター淡路)
・熊谷哲(はりま里山研究所)
・渡邊一真(ESDボランティアぼらばん・京都府社会福祉協議会)
・村上健一郎(福田川クリーンクラブ)
・多木和重(兵庫県国際交流協会)
11:10〜12:30 セッション2(10名×5分)
・小澤昌甲(神戸YMCA)
・壷井宏泰(北須磨高校)
・高尾千秋(camplife)
・中村司(環境カウンセラー協会)
・福井良子(iEARN)
・西谷真弓(おいしい防災塾)
・吉澤正徳(神戸市北神区役所大沢出張所)
・Bahram Enanloo(Peace & Nature)
・堤拓也(ESDプラットフォームWILL)
・池田拓也(灘高等学校)
12:30〜13:00 休憩
13:00~14:20 座談会「withコロナとESD〜リレートークをふまえて〜」
登壇者:
・西谷寛(海と空の約束プロジェクト)
・武田義明(ソーシャル・デザイン・センター淡路)
・齋藤優子(コープこうべ)
・後藤聡美(神戸大学人間発達環境学研究科・ESDプラットフォームWILL)
コーディネーター: 野崎隆一(NPO法人神戸まちづくり研究所)
コメンテーター:
・増田大美(国連大学サスティナビリティ高等研究所)
・古澤礼太(中部ESD拠点)
14:30〜15:00 終了、チェックアウトタイム
ESD・RCEとは(横浜市):https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kankyohozen/kankyo_kyoiku/RCE/ESD-RCE.html
LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp