2020.05.19
コロナに負けない女性がん患者応援ポスターの作成
女性特有のがん体験者同士が支え合うオンライン患者会を運営する一般社団法人ピアリング(横浜市都筑区)が、新型コロナ感染症拡大防止のために、応援ポスターを緊急作成しました。同団体は、この4月にがん患者たちの生活、特に治療面におけるコロナの影響を調査するアンケートを実施。その際700人以上から寄せられた「がん闘病する仲間へのメッセージ」を集め、自宅で孤立しがちな状況の中で互いに支えあおうとポスター作成を企画したものです。
同法人の代表理事である上田のぶこさんは、元横浜市職員。市民活動や創業の支援等に携わっていましたが、43歳で乳がんと心臓腫瘍を告知され、3度の手術を経験。その後、退職し、がんと向き合う女性のためのコミュニティ型SNS「PeerRingピアリング」を立ち上げました。2017年にWEBサイト、アプリをリリースし、現在は、乳がん、子宮頚・体がん、卵巣がんなど、女性特有がん患者・サバイバー約7,700人が会員登録しています。
思いは「離れていても、つながっている」
700件以上のメッセージには「コロナもがんも正しく恐れ立ち向かおう」「みんながみんなの応援団」など力強いものもあれば、「これから25回放射線治療が始まります。病院に向かうことへの不安は尽きませんが、医療に携わる方の緊張と苦労を思うと私も頑張らねばと思います。」という医療従事者への思いやりがこもった言葉もあります。
コロナを収束させるためとはいえ、物理的に離れていることに誰もが孤独とストレスを感じています。ましてやがんという基礎疾患を抱える女性たちには心細さを抱える人も大勢いるでしょう。しかし、このポスターの応援メッセージを読むと、人の心はまだまだ繋いでいくことができると信じあうことができます。
ポスターデザイン:WhiteSpace コピーライター:足立遊
ポスターのダウンロード https://prtimes.jp/a/?f=d47087-20200514-4900.pdf
『PeerRingピアリング』
・WEBサイト https://peer-ring.com
・アプリダウンロードサイト【iOS】http://apple.co/2hppZUb 【Android】http://bit.ly/2yAT8i1
・4月実施「新型コロナウィルス感染症(COVID−19)感染拡大によるがん患者さんへの影響実態アンケート調査 https://news.peer-ring.com/4097/
一般社団法人ピアリングについて
代表者 :上田 のぶこ
所在地 : 〒224-0001横浜市都筑区中川1-4-1 ハウスクエア横浜316号
設立 : 2017年6月
事業内容: 女性特有がん患者コミュニティの運営
LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp