2019.08.14
8月12日に最終日を迎えた「表現のチカラ」のクラウドファンディングのプロジェクト。2ndラウンドの目標金額である599,150円を大幅に上回り、726,067円(182%)もの支援金を集める形で募集期間を終了しました。
おめでとうございます!!
「特殊詐欺」対策を演劇の手法を使って啓発する「防犯演劇」は、劇中の刑事が、演劇からワークショップまで行う展開が特徴で、観客を巻き込みながら、いつの間にか特殊詐欺に遭わない「自衛のチカラ」が身に付く内容です。そして、LOCAL GOOD YOKOHAMAのクラウドファンディング機能を使い、横浜市内全18区で実施するための資金を集めたのが当プロジェクトでした。
※クラウドファンディングのサイトはこちら
クラウドファンディング期間中に行った「特殊詐欺」対策の防犯演劇は、5月30日のキックオフイベント時のものも含めて、合計4回実施され、8月5日は旭区の「白根のはなれ」にて、クラウドファンディング期間中では最後になる防犯演劇が開催されました。
高齢者が多い旭区は、横浜市内で被害が多い区の一つで、当プロジェクトが始まってから合計3回実施され、旭区の方々の関心の高さが表れています。
イベントを実施するにあたり、大きな懸念材料の一つが「集客」です。
1回目の様子は7月18日のローカルグッドニュースでも取り上げましたが、「旭区 童謡・愛唱歌を歌う会」の中での実施で、1991年から続く歴史ある会のため、集客に関しての不安なかったように思います。ところが2回目と3回目は、1回目よりも有名ではない場所で、スペースも小さくなったにもかかわらず、25人~30人と両回とも満席の状態。
これは、「旭区 童謡・愛唱歌を歌う会」の中での実施が、今年で2年目だったこともあって、「防犯演劇の評判が同じ旭区の人達に伝わっていったから」ではないでしょうか。
それに加えて、何より今回協力された中白根リビングラボの二つの拠点のオーナー「たすけあいハウス」の柳澤さん、「白根のはなれ」の金子さんの呼びかけで「表現のチカラ」の活動の趣旨が拠点周辺の方々に詳細に広がったことにも影響しています。
防犯の啓発を行う大きなイベントに集まるのは、防犯意識の高い方々が中心です。しかし、被害者の多くは防犯意識が低い方々が中心だと言われています。 大きなイベントで広く啓発を訴えて行く事はもちろん大切ですが、こういった地元に根付いた活動をされているリビングラボ、また地域のケアプラザ、社会福祉協議会との連携してより地元に密着した拠点での実施を重ねて行くことも大切だと改めて感じました。
クラウドファンディングのプロジェクトも無事達成したことで、今後本格的に横浜で「防犯演劇」を見れる機会が増えてきそうです。
「表現のチカラ」の今後の活躍をご期待ください!!
近々、達成御礼のイベントも企画中とのことです。
乞うご期待!!
LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp