2014.12.17
横浜市経済局では、市内中小企業の商品開発を支援することを目的に、デザインを活用した産学連携事業を行っており、2014年度は 6 テーマのプログラムを実施しました。特に優れた提案については、企業での実用化検討が進められています。
そこで、この「デザイン産学連携プログラム」の2014年度成果発表会が12月17日、横浜市工業技術支援センター(横浜市金沢区福浦1-1-1)で開催されます。
※「デザイン産学連携プログラムは、」デザインを活用して、市内中小企業の商品開発を支援することを目的に、複数の教育機関の協力を得て、経済局が2010年度から実施しているプロジェクトです。中小企業が商品企画テーマを設定し、教育機関の学生がデザイン等の提案に取り組みます。
【開催概要】
1.開催日時:2014年12月17日(水)14:00 ~ 16:30
2.開催場所:横浜市工業技術支援センター 6階研修室
(横浜市金沢区福浦1-1-1)
3.内容
(1) 参加校の学生や企業の担当者からの取組報告や感想
(2) 質疑応答(意見交換)
(3) 取組風景や成果物等のパネル展示など
2014年度実施テーマ:教育機関名ー企業名
●「発泡スチロール」の新たな活用に向けたアイデアの提案:相模女子大学ー第一フォーム(株)
発泡スチロールという誰もが知っている、親しみやすい素材を、新しい発想やアイディアで自由自在に独自の技術で加工している第一フォーム株式会社。今回相模女子大学では、発泡スチロールで作る新しい発想の生活雑貨のコンセプト作りからデザインまで取り組みました。
●ウォーターリサイクルの動画制作:横浜システム工学院専門学校ー日之出産業(株)
水処理薬剤製造販売及び水処理全般のエキスパート企業である日之出産業株式会社。しかし、業務内容的に会社のブランドイメージをビジュアルとして明確に位置づけることが難しい。学生は、『環境』『水』という重大な問題について日本だけではなく世界に貢献していくという会社の理念を表現するイメージビデオの制作を、学生の感性と技術で取り組みました。
●中華街『菜香食品』点心パッケージデザイン:神奈川県立産業技術短期大学校 ー(株)菜香食品
現在、通販ならびに横浜そごう、菜香新館などで販売されている手作り点心のパッケージデザインは、長年使ってきましたが、元々お土産用としての簡易的なパッケージでした。このパッケージを学生が新しい感性で、「美味しそう」「買いたい」と思わせる素敵なデザインを考え、提案しました。
●鈑金、レーザー加工で生み出す新たな製品:神奈川県立産業技術短期大学校 ー(株)オウミ
自動車用部品、シャシー部品、機械用鈑金部品、プレス加工・手作り板金・ロボット溶接(CO2)、3次元レーザー加工・平面レーザー加工といった業務を行う株式会社オウミの機械設備から生み出す自社オリジナル製品のデザイン。生活雑貨などの身の回りにある、もしくはあったら便利な新しい製品のコンセプト、デザインに学生が取り組みました。
●「薪ストーブ」の販促ツールの制作:横浜デジタルアーツ専門学校ー日鉄工営 (株)
2013年度に引き続き、新たな学年の学生が同じテーマで取り組みました。2013年度にできあがったロゴやイメージをふまえ、新たなプロモーションとして有効な手段、そして表現方法を提案していきました。
●万能調理器具のパッケージ&取扱説明書のデザイン:横浜美術大学 ー(有) 山田工業所
打ち出し中華鍋で有名な山田工業所。ここで製造された万能調理器具を納めるパッケージ、取扱説明書のデザインに学生が取り組みました。
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