ローカルグッドニュース

緑区で「Open!みどりーむ~地域交流、見つかる、つながる!~」が開催 街歩きの魅力や若者の地域参画など

10月19日(金)、緑区市民活動支援センター(横浜市緑区中山町93)で「Open!みどりーむ」が開催されました。主催は、Open!みどりーむ実行委員会・緑区役所地域振興課。

〇概要

日時:10月19日(金)18:00~20:30

場所:みどりーむ(緑区市民活動支援センター)

参加費:500円(軽食と飲み物付き)

ゲスト:坂口祐太さん(アンバサダーズジャパン株式会社代表取締役)

泉光太郎さん(東洋大学文学部教育学科4年・任意団体SAKAE NEXT PROJECT代表)

 

Open!みどりーむは今回で4回目を向かえる、地域で活動する人同士の交流イベント。

今回は、ゲストに横浜市内の各地を街歩きをする「ハマブラ!」を運営する坂口佑太さん、若者の地域活動・参画を目指して活動する泉光太郎さんを呼び、地域で楽しく交流することや”つながる”ことについて参加者と考えました。

坂口さんは、住んでいても横浜のことを知らない人が多いと感じ、街歩きツアー「ハマブラ!」を企画。横浜商科大学の秋山友志さんと共催で2017年6月4日にスタートし、これまで保土ケ谷区、西区、神奈川区、中区、南区、瀬谷区、鶴見区、旭区、緑区、都筑区のエリアで計12回開催してきました。

各地域で活動をするコーディネーターが、自分の住む地域のおすすめのお店や場所を紹介していきます。参加者とのつながりを形成し、ゆくゆくは魅力的な観光コンテンツが創造されることを目指し、開催されています。

アンバサダーズジャパン株式会社代表取締役の坂口祐太さん

各地で開催してきた様子を、写真で紹介していきました。歩くことではじめて知る地域の良いところや、課題があることが話されました。

引き続き、今後も各地で開催予定です。

泉光太郎さんは、大学で若者の地域貢献をテーマに学びながら、地域活動での実践の場を積んできました。2017年4月には、地元栄区の若者と地域をつなぐ情報発信プラットフォームや勉強会の場をコーディネートする団体を立ち上げ、活動に励んでいます。

地域参画するきっかけは、地元のお祭りで地域の若者の参加が少ないことに疑問を抱いたためだと紹介。「地域をよりよくするためには若者の参加が不可欠」と話します。

活動をする中で立ちはだかる苦労など、若者(学生)が地域で活動することの”リアル”も語られました。

SAKAE NEXT PROJECTの泉光太郎さん

2人のゲストに対し、参加者からは「コーディネーターはどのように探すのか」「栄区の課題と地域資源は?」などの質問や「自分の住む地域も魅力がたくさんある。ぜひハマブラとしてきてほしい」などの感想が投げかけられました。時間ぎりぎりまでゲストと参加者との交流が続き、その後の懇談の時間でも飲食しながら話が絶えない時間となりました。

次回、Open!みどりーむVol.5(昼版)は、 2019年2月22日(金)10:00〜12:30

ゲストに松岡 美子さん(NPO法人グリーンママ代表)とナカヤ タエさん(株式会社ボヌール代表)を迎えて開催予定です。

♢街歩きで地域の魅力を知り、若者の地域参画へ

先日神奈川区をてくてく歩く機会があった筆者。横浜駅から徒歩すぐのエリアでしたが、「こんなところに東海道が?坂本龍馬の妻、おりょうさんが働いていたお店が…。ミステリアスな神社が!宙に浮かぶお寺も…!?」などなど、ただ歩いているだけで、知らなかった横浜(神奈川区エリア)の歴史や趣が感じられ、非常に楽しかったのを思い出しました。

そうする中で、不思議とその地域へ愛着が湧くのを感じました。

横浜市内の郊外に限った話をすると、「地域活動」は、少し地味に感じる側面があります(誤解を恐れずに言いますが…)。なぜなら、地域にいて、地域で活動をするのは、引退をして、余生を謳歌しているお年寄りが多くを占めるためです(もちろんクリエイティブでおしゃれなお年寄りもいらっしゃることは、留意しておきます)。現役世代は、地域を離れて仕事や学校、ショッピングへ出かけていきます。

「若者」層の穴がぽっかりとあいてしまっているように思える市内郊外の「地域」。緑区にある市内北部最大店舗数を誇る中山商店街も、次代を支える若者世代がおらず、苦労しているといいます。同時に、全国的には最近「地域おこし協力隊」の活動や、地方で起業をしたり空き家を活用した取り組みが若者世代の注目を集めたりしています。協力隊の3割が、その地域へ定住をしているそうです(参考:地域おこし協力隊の拡充)。

その地域に住んでいる人や場所、特徴などの”良さ”を知るなど愛着を持つことが、地域活動へのキーでもある気がします。

自分の住む地域の魅力を発見したり、あるいは「住みたい」と思うような地域をどこかに見つけ、「自分のいる地域をもっと住みやすく魅力的にしたい」と多くの若者が思うようになったら——。街歩きをする中で見つける諸々のことに、若者の地域参画のためのヒントがあると感じたイベントでした。

 

参考:

〇ハマブラ!

〇SAKAE NEXT PROJECT

〇Open!みどりーむvol.4 Facebookイベントページ

 

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

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