2018.10.05
▽ラボ図書環オーサートークvol.45
「おとなも学びたいプログラミング Scratch入門」著者の横川耕二さんをお招きして
2018年10月7日(日) 17:30-19:30
これからプログラミング教育を受けるお子さんの保護者や教育関係者、その他の大人に向けたScratch入門書「おとなも学びたいプログラミング Scratch入門」が9月27日(木)に発売されました。初心者の大人がScratchを理解し、実際にScratchを使ってさまざまなプログラミングをできるようになるために書かれています。
この本を書いたのは、ファブラボ関内のメンバーで、プログラミングや電子工作の教育活動を行っている横川耕二さん。今回のオーサートークでは、横川さんに新著の内容やプログラミング教育についてのお考えなどを伺います。
また、ファブラボ関内のチーフディレクターの田宮裕一さん、教育ネットの大笹いづみさんをお招きして、大人のみなさんが自らプログラミングすることでコンピュータープログラムの基礎を知ることや、子どもたちと共に学んだり教えたりするために必要なポイント、2020年から始まるプログラミング教育の意義などについてディスカッションします。
ファブラボ関内と横浜コミュニティデザイン・ラボが参画している「かながわICTクラブ運営協議会」のプロジェクトの紹介もします。
2020年度から実施となる小学校の新学習指導要領では「プログラミング教育」が必修化されます。学校教育や地域での子どもたちのプログラミングの学びの機会をどうつくっていくのかや、その先にある未来の日本について、一緒に考えてみませんか?
当日は、書籍の販売も行います。
<概要>
日時:10月7日(日) 17:30〜19:30(開場17:00)
会場:さくらWORKS<関内>(横浜市中区相生町3-61)
受講料:1000円(ドリンク付)
参加申込:このFACEBOOKページで「参加する」を押していただくか、info@yokohamalab.jpまで件名に「オーサートーク参加希望」と書いてお送りください。
主催:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
共催:ファブラボ関内、かながわICTクラブ運営協議会
<内容)
1.オーサートーク概要説明
2.横川さんに聞く!「おとなも学びたいプログラミング Scratch」とは?
3.ファブラボ関内の活動について
4.かながわICTクラブ運営協議会の活動について
5.おわりに
◎ゲストプロフィール
▽横川耕二さん
「おとなも学びたいプログラミング Scratch入門」著者
1996年より企業向け情報システム開発、ソフトウェア技術者教育、電子デバ イスの試作などを行う。2004年から2005年にIPA未踏ソフトウェア創造事業としてアラン・ケイ博士の元で子ども向けプログラミング環境を開発。 2009年から2012年に多摩美術大学研究員として市民のための情報表現ツールを開発。NHK Eテレ「Why!?プログラミング」のScratchプログラム作成に協力。現在もシステム開発の仕事を請けながら、小学生から大学生まで広くプログラミングや電子工作の教育活動を行っている。
所属学会 : 日本デザイン学会員、情報処理学会員、日本認知科学会員 講師履歴: 青山学院大学非常勤講師、武蔵大学非常勤講師、明星大学非常勤 講師、東京芸術大学非常勤講師
https://www.facebook.com/koji.yokokawa
◎コーディネーター
▽田宮裕一さん
ファブラボ関内チーフディレクター
世界中のファブラボをビデオ会議システムでつないで行われるMITの授業FabAcademyを2017年を世界最速で卒業。チリで行われたファブラボ世界会議FAB13での卒業式後にファブラボ関内のチーフディレクターに就任。2018年のFabAcademyではファブラボ鎌倉でインストラクターを行う。2019年1月から開講されるFabAcademyでは、初めてファブラボ関内を受講拠点としてオープンする。2018年総務省「地域におけるIoTの学び推進事業地域実証事業」かながわICTクラブ運営協議会の構成団体として参加し、メンターの育成、プログラミング教室の実施に携わる。
https://www.facebook.com/FabLabKannai/
◎コメンテーター
▽大笹いづみさん
株式会社教育ネット代表取締役
システムエンジニアを10年経験した後、企業内起業で学校教育へのICT事業を立ち上げる。2016年に教育ネットを設立。現在は学校に「情報モラル」&「プログラミング」教育支援をメインに活動している。地域で児童生徒と、社会人、高齢者、障害者などの地域住民がモノづくり、ロボット、音楽を始めとしたプログラミング等のICTを楽しく学び合い、新しい時代の絆を創るための仕組み「地域ICTクラブ」をつくる総務省の実証に参加し、神奈川県・横浜市を中心とした協議会を設立し、子供たちの将来に向けて地域の支援体制を構築し継続的な実証を行っている。
https://edu-net.co.jp/
https://kanagawaict.edu-net.co.jp
◎進行
▽杉浦裕樹
NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事/ヨコハマ経済新聞編集長
音楽・ダンス・演劇やイベントの舞台監督などを経験した後、2003年にICTを活用してまちづくりに取り組むNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボを設立。2004年にWebメディア「ヨコハマ経済新聞」を創刊。2011年にシェアオフィス「さくらWORKS<関内>」、 2013年に「ファブラボ関内」、2014年にメディア・データ可視化・スキルマッチング・クラウドファンディング機能を備える参加型WEBプラットフォーム「LOCAL GOOD YOKOHAMA」の運営を始めた。
https://www.facebook.com/yokohamalab/
【参考】
■『おとなも学びたいプログラミング Scratch入門』について
2020年から全国の小学校でプログラミング教育が一斉に実施されます。現在は子どもを含めて誰でもプログラミングを簡単に始められるプログラミング環境がいくつか作られていますが、その中でも「Scratch」は、その使いやすさと世界に広がる多様な利用者と人数、さらに背景にある教育思想への信頼によって、「プログラミング教育」に適した子ども向けプログラミング環境として注目されています。本書は、これからプログラミング教育を受けるお子さんの保護者や教育関係者、その他の大人に向けて書かれたScratch入門書です。初心者の大人がScratchを理解し、実際にScratchを使って様々なプログラミングをできるようになるために書かれています。第1部では、プログラミング教育の背景とその内容、Scratchが開発された背景とその目指すもの、Scratchを構成する技術と使い方を解説しています。第2部では、Scratchの作例21種を紹介。作例はScratchでできることをなるべく広範囲に渡って紹介できるように選んでいます。作例のデータは、出版社のサイトおよびScratchの公式サイトからダウンロードできます。
〈内容〉
■第1部 プログラミング学習とScratch
Chapter 1 なぜみんながプログラミングを学ぶ必要があるのか?
Chapter 2 Scratchとは
■第2部 Scratchを使う
Chapter 1 最初の準備
Chapter 2 Scratch実践 アニメーション
Chapter 3 Scratch実践 インタラクション
Chapter 4 Scratch実践 図形&空間表現
Chapter 5 Scratch実践 数値&時間
Chapter 6 Scratch実践 サウンド
Chapter 7 Scratch実践 文字
Chapter 8 Scratch実践 グラフ
◎仕様
阿部和広 監修/横川耕二 著
定価(本体1,500円+税)
B5変型判/160ページ/オールカラー/ダウンロードデータあり
ISBN978-4-8443-6772-7
※「おとなも学びたいプログラミング Scratch入門」
https://books.mdn.co.jp/books/3218203002/
※Scratchスタジオ – おとなScratch実践サンプル
https://scratch.mit.edu/studios/5344634/
■10/7(日) 発売記念!「おとなも学びたいプログラミング SCRATCH入門」勉強会
ファブラボ関内で活動をされている 東京藝術大学・明星大学非常勤講師の横川 耕二さんの著書「おとなも学びたいプログラミング Scratch入門」が2018年9月27日に発売になります。
本の発売を記念して、ファブラボ関内会員と一般の方を対象にした著者によるScratch勉強会を開催します。本書の第2部で紹介しているScratchの実践例を実際にプログラムを組みながら著者が自ら解説します。
日時:10月7日(日)14:00-15:30
会場:ファブラボ関内(泰生ビル201号室)
http://fablab-kannai.org/archives/2359
■ファブラボ関内
http://fablab-kannai.org/
■かながわICTクラブ運営協議会
総務省「地域におけるIoTの学び推進事業地域実証事業」として、地域と方と子どもたちが一緒に学び合うコミュニティーづくりをめざし、地域の大人たちや高校生にメンター研修を実施しプログラミングをマスターしていただき、小学1年生~中学3年生に約10種類の教材を用意して、プログラミングの学びの機会を提供しています。
▽構成団体
代表団体:株式会社教育ネット
神奈川県教育委員会 教育局総務室
南足柄市教育委員会 教育研究所
東京都市大学 地域連携センター
横浜美術大学 地域連携センター
NPO法人横浜コミュニティデザインラボ
NPO法人テレワークセンター横浜
ファブラボ関内
みんなの食場(株式会社Underline)
U-18こどもオープンデータ
Global Businessデジタルシニアー連絡会
放課後デイサービス オレンジスクール(株式会社CAI)
有限会社かかし座
中川駅前郵便局
株式会社タウンニュース社
▽取り組み概要
(1)子どもたちの興味関心や障害の特性にあわせた講座
(2)スキルバッチ制度によるメンター育成カリキュラム
(3)ICTクラブの継続運用におけるビジネスモデルの検証
https://kanagawaict.edu-net.co.jp/
■<ラボ図書環オーサートークについて>
NPO法人「横浜コミュニティデザイン・ラボ」が運営するシェアスペース「さくらWORKS<関内>」内のみんなでつくる本棚「ラボ図書環」が企画する本の著者や編集者などをお招きする公開トークシリーズ。
https://goo.gl/5n7ygb
LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp