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横浜市民ギャラリーが10月移転オープン

今年10月に横浜市西区に移設オープンする横浜市民ギャラリー(仮事務所 横浜市中区山下町2)は、開館記念展「横浜市民ギャラリークロニクル 1964-2014」の関連企画「ワタシノヨコハマ」で展示する市民が横浜を写したスナップ写真を募集している。

 同展では、ギャラリー移設オープンと市民ギャラリー開館50年を記念し、地域に根ざした施設として活用されると同時に、多岐にわたる展覧会を開催し、国内外の現代美術を紹介してきた同ギャラリーの歴史に焦点を当てる。新しくオープンするギャラリーの全館(地下1~地上3階)を使い、「歴史」「横浜」「市民参加」をキーワードに、所蔵作品およそ150点と、これまで開催してきた事業の記録や関連資料を紹介する。

 募集する作品は、1964年頃から現在までに写された「横浜」のスナップ写真。昔の横浜の街や自然を写したもの、家族との思い出の一枚など、1人3点まで応募できる。プリントの場合はA4サイズ以下、デジタルデータの場合はJPGかTIFF形式。フィルムは不可。

 応募方法は、所定の応募用紙などを記入し写真と共に、山下町の産業貿易センタービル1階にある横浜市民ギャラリー仮事務所まで直接持ち込み。受付期間は8月11日までの平日10時~17時。応募写真をもとに同ギャラリーが複製を作成し、同企画展の中で展示する。

 横浜市民ギャラリーは、1964年に開設され、横浜の市民に広く美術を紹介し続けてきた。2011年の東日本大震災の影響で市民ギャラリーが入る横浜市教育文化センター(中区万代町1)の閉館・解体方針が決定し、横浜市民ギャラリーも2013年3月に一時休館。1年半の休止期間を経て、今年10月、旧職員厚生施設「いせやま会館」(横浜市西区宮崎町26)を改修し、新たに移設オープンすることになった。

 横浜市民ギャラリーの森未祈さんは「開館50周年の今年、移転オープンを迎えるこの新しいギャラリーにみなさんの思い出の写真を展示して、50年の横浜の歩みを振り返ることができたらと思う。ご家族や街の様子が写っている写真など、たくさんのご応募をお待ちしている」と話している。

 開館記念展「横浜市民ギャラリークロニクル 1964-2014」は10月10日~29日まで。開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。会期中無休。入場無料。応募方法など詳しくは、横浜市民ギャラリー仮事務所(TEL 045-224-7920)まで。

ライター紹介

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