2017.08.04
AIDS(後天性免疫不全症候群)について、幅広い視点で学び、交流する「AIDS文化フォーラムin横浜」(同組織委員会主催)が8月4日、かながわ県民センター(横浜市神奈川区鶴屋町2)で始まりました。
同フォーラムは、1994年に横浜市で「第10回エイズ国際会議」が開催されたことを機に同年、横浜YMCAや保健・医療関係者、神奈川県国際交流協会など、さまざまな個人・団体でつくる「組織委員会」が主催。神奈川県などが共催してスタートしました。
HIV・エイズに関わるNGO、NPOと市民ボランティアによるフォーラムで、毎年8月に3日間開催されています。24年目となる今年のテーマは「リアルとであう」。会期中に、40近い講座・セミナーや発表が行われています。
日本でのHIV感染者・エイズ患者数は毎年増加しています。さらに、HIVに感染していたことを知らないまま生活し、エイズを発症する人が増加し続けています。
横浜市保健所健康安全部健康安全課が今年2月に発表した「平成28年 横浜市HIV感染者・エイズ患者の動向」によると、平成28年度に横浜市に新たに報告のあったHIV感染者は31件(男性26件、女性5件)・エイズ患者は13件(男11件、女性2件)とのことです。
平日昼間の各区福祉保健センター(保健所支所)の検査及び夜間検査、土日検査の合計件数は1年間で2,888件。陽性者発見数及び発見率は、14人・0.48%で、昨年(8人・0.24%)より増加しています。
会場では、神奈川県ユニセフ協会、認定NPO法人エンパワメント神奈川、横浜AIDS市民活動センターなど12団体が、HIVの母子感染、デートDV、コンドーム使用啓発などについて展示をしていました。
最終日の6日は、岡山市の産婦人科「ウイメンズクリニック・かみむら」の上村茂仁さんによるセミナー「若者たちの性・デートDV」や夜回り先生こと水谷修さんの講演会など12のプログラムを実施します。
閉会式では、横浜から京都、陸前高田、佐賀など全国に広がりつつある「AIDS文化フォーラム」の輪に参加しているメンバーらが交流を深めます。
運営委員の矢部尚美さんは「『リアルにであう』というテーマ通り、足を運んでいただければAIDSのことだけではなく、性や依存症、コミュニケーションのあり方、宗教など多様なテーマ・新しい視点を持つ人たちと出会うことができます」と参加を呼びかけています。
AIDS文化フォーラムin横浜の参加費は無料。開催時間は10時〜17時30分。開催は6日まで。(6日の閉会は16時)
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