ローカルグッドニュース

発達障がい児向け時間感覚学習支援アプリ公開

インフォ・ラウンジ(横浜市都筑区茅ケ崎中央)は6月から、発達障がい児への時間感覚学習支援アプリ「たすくクロック」iOS版のダウンロード販売を開始した。

 中小企業庁の「平成25年度小規模事業者活性化補助金」を利用して開発された同アプリ。アナログ時計の画像を使って出題される問題を解いていくことで、時間感覚、時計の読み方などの学習ができる。発達障がいのある子どもやその家族支援などを行っている「たすく」(鎌倉市)の協力で、療育現場のニーズに応えた内容となっているという。

 発達障がい児の成長過程で時間感覚の習得は重要だが、従来のアナログ教材では重くかさばるものが多く、家庭や現場では取り入れにくかった。同アプリではスマートフォンやタブレットデバイスを使って、普段の生活のなかでも学習できる。

 同社の若山誠さんは「療育の現場に何度も足を運び、その効果を確認しながら開発した。短期記憶をつかさどるワーキングメモリのトレーニングにもなるので、障がいをもつ子どもだけでなく、時計の学習を始めたばかりのお子さんや、なかなか時計を読むことが定着しないお子さんにも効果がある」と話す。

 価格は1,000円(iOS版はApp Storeから)。7月にはAndroid版リリース予定。

ライター紹介

LOCAL GOOD YOKOHAMAは、まちでコトをつくりたい、人とつながりたい、課題を解決したいと考えている市民のみなさんのICTプラットフォームコミュニティ。みんなが情報やコミュニケーションでつながり、人が集まることで何かがはじまる場をつくり、コミュニティや活動がこれからも続くキッカケをデザインします。まちの課題や問いに対して「自分ごと」として新たな一歩を踏み出し、まちの未来をより良くするアクションを 「LOCAL GOOD」と名づけました。 さまざまな地域課題に向き合う「ローカルグッドプレイヤー」とともに、共に考え、語り、取材をすることは、新たな視点や経験を得る貴重な体験です。取組を知り、現場でつながることは、おたがいの働く、学ぶ、暮らすを変えてゆくためのアイデアやアクションを生むためのイノベーションのヒントになります。地域のプレイヤーが悩み、チャレンジする現場に足を運び、声に耳を傾け、みなさんの得意や関心に併せた役割を見つけてください。自らを知る、変えるチャンスを提供します。誰もが参加して応援できるローカルグッドサポーターが、はじまっています。 https://yokohama.localgood.jp/about/ LOCAL GOOD YOKOHAMA 編集部へのお問い合わせやご意見、取材希望や情報提供はこちらにお願いいたします。 localgood@yokohamalab.jp 

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