2014.06.26
治具、ゲージなどの精密加工や自動車部品を手がける関東精密(横浜市都筑区池辺町)は6月、誰でも本格的な金属加工ができるスペース「メタルDIY」の一般利用受付を始めた。
モノづくり系クラウドファンディングサービス「zenmono(ゼンモノ)」で寄付を募り、同社工場内ロフトを改装してオープンした同スペース。昨年12月からクラウドファンディングの支援者向けに利用受付を開始し、今月からは一般の受付も始めた。利用者は金属加工アドバイザーの指導を受けながら、ボール盤、切断機、ベンチグラインダー、パイプベンダー、溶接機、倣い刻字機などの機材を使用することができる。
同社の杉田勇代表は、2008年にzenmonoを運営するenmono(エンモノ、東京都渋谷区)が主催する「マイクロモノづくり経営革新講座」を受講。そのなかで、同社内の設備と技術をもっと活用できないか、という思いでメタルDIYプロジェクトを考案した。
現在同スペースは予約制で、杉田さんが利用者の要望を聞き、材料の調達や機材の使用をサポートしている。利用者は初心者から自分で描いた設計図を持参する人までさまざまで、これまでアクセサリーやキーホルダー、テーブルの足などが制作されたという。
杉田さんは「金属加工のハードルを下げ、コミュニティースペースとして機能させたい。『溶接女子会』などの企画もすでに生まれている。現在は本業の傍らやっているが、いずれは独立したスペースにできたら」と話している。
営業時間・利用料金は平日18時~21時=1時間2,000円、土曜・祝日9時~16時=1日1万2,000円。日曜定休。予約・問い合わせはメタルDIYホームページから。
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