2017.02.15
神奈川公会堂(横浜市神奈川区富家町1)で1月29日、若者のステージパフォーマンスイベント「B-SKY FES2017」が開催されました。
このイベントは、神奈川区内に在住、通勤、通学している青少年の自主活動の発表を通して、地域の人々に青少年の活動を知ってもらい、地域の活力の向上と青少年の健全な育成につなげることを目的に2012年から開催されています。
今年は、5月に開催される第50回アジア開発銀行関連イベントとしても開催され、アジアの文化紹介として「神奈川朝鮮中高級学校 朝鮮民族管弦楽部」による民族楽器の演奏と、同校「朝鮮舞踏部」による朝鮮舞踏が披露されました。
神奈川朝鮮中高級学校は、神奈川区沢渡にある朝鮮学校です。今回はその中から、朝鮮民族管弦楽部と朝鮮舞踏部が日頃の練習の成果を披露しました。 朝鮮民族管弦楽部は現在女性18人で活動しており、これまで「あーすフェスタかながわ」や「ホッチポッチミュージックフェスティバル」などのイベントで演奏してきました。B-SKY FESへの出演は今回が初めてで、開会式の直後のトップを務めました。
今回演奏した楽器は、バイオリンに似たソフェグム、琴に似たカヤグム、フルートに似たチョッテなどで、最初にそれぞれの楽器の紹介が行われ、その後、全員で「リョンガンキナリ」という曲を演奏しました。リョンガンキナリは、朝鮮半島南部にある地名です。様々な朝鮮楽器から奏でられる豊かな音色に、演奏終了後には会場から多くの拍手が送られました。
演奏終了後、部長のチャ・リファさん(高校2年生)は「トップということでとても緊張したが、楽しみながら演奏ができたのでよかった」と今日のイベントを振り返りました。顧問のラ・ファニさんは、「今、社会の朝鮮学校に対する風当たりは厳しい。そのような中で、このような地域に根ざしたイベントに呼んでもらえたことをとても嬉しく思う。これをきっかけに、自分たちからもっと地域に出ていくようにしていきたい」と話しました。
朝鮮舞踏部はイベントの後半に登場しました。神奈川朝鮮中高級学校朝鮮舞踏部は普段、中学1年生から3年生までの13人で練習をしています。
今回のイベントでは、中学1年生、2年生の5人がステージで舞を披露しました。メンバーは「小太鼓の舞」という朝鮮の伝統音楽に合わせ、チャンダンと呼ばれる独特なリズムの舞を踊りました。
この踊りは、農業の収穫を祝って踊られる舞で、ソンブチュンと呼ばれる小さな太鼓を手に持って踊るのが特徴です。 パフォーマンスの後、メンバーに感想を聞くと、全員で声を合わせて「緊張したけど、楽しかった!」と元気に答えました。その他、スペシャルゲストとして横浜出身のシンガーソングライター「JONFA」さんが登場し、美しい歌声を会場に響かせました。
「第50回アジア開発銀行年次総会」は、「ともにひらく、アジアの未来」をコンセプトに2017年5月4日~7日に、アジア各国の財務大臣、中央銀行総裁、金融機関関係者、NGOなどが参加して、パシフィコ横浜などで開催される国際会議です。来年の開催に向けて、横浜市内18区で関連イベントが開催されています。
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