2017.03.01
誰もが自由に使うことができる「オープンデータ」を作ったり、 使ったり、考えたりするイベントを世界中の都市で同日開催する「お祭り」である「インターナショナルオープンデータデー(IODD)2017」が3月4日、世界中で開催されます。
横浜では「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」(横浜市中区海岸通1)CIQプラザで、10時30分から18時45分まで、トークセッションやワークショップなど多彩な内容が展開されます。横浜オープンデータソリューション発展委員会 が全体主催です。
今回のIODD2017横浜のテーマは「みんなで創発する世界最先端のデジタルシティ・YOKOHAMA~官民データ活用推進基本法への取組を契機として」。2016年12月7日に成立した「官民データ活用推進基本法」によって、自治体や国が保有するデータを開放し、利活用を促すことで社会課題解決につなげたり、価値あるビジネスを創造したりする法的な「後ろ盾」ができました。
IODD横浜2017では、この法の成立を契機に、課題意識を持つ市民が行政の保有するデータを活用して、さらによりよい地域活動を展開していくためのアプリの提案や、アクションプランの構想などを、市民・行政・企業・大学などのセクターを越えて、交流を深め、語り合います。
具体的なプログラムは、午前中に横浜市経済局が主催する「データ活用ビジネスプラン・ブートキャンプ」、午後は「YOKOHAMA YOUTH Ups!〜データエビデンスによる地方創生を目指して〜」を軸に、メーンステージで6つのセッションが行われ、総勢50人余りが登壇します。
セッションでは、所有を前提にしていた社会から、ITを活用して必要な時に必要なもの・スキル・場所等を分け合う「シェアリングエコノミー」や、企業が住民とともに企画段階から課題を共有して事業・商品を開発する『リビングラボ」など、今後のまちづくりに参考になるテーマが取り上げられる予定です。
さらに、神奈川県内でオープンデータ・オープンガバメントを推進する議員ネットワーク「かながわオープンデータ推進地方議員研究会」も超党派でトークを行います。
ワークショップエリアでは、港北区内の親たちとエンジニアで保育園アプリ作りを進めている「Code For Kohoku」や「アーバンデータチャレンジ/三浦半島ハック」など、身近な課題を情報技術で解決しようと活動しているプロジェクトメンバーが集まり、アイデアを交換したり、参加者を募ったりと、新たなつながりをつくる機会を提供します。
また、とにかくデータをいじりたいというエンジニアを対象に、10時から18時までの長時間にわたって「スポーツデータ可視化ハッカソン(E2D3)」が開催される。
午前のみの参加者は無料。午後のセッションは資料代500円。詳細は横浜オープンデータソリューション発展委員会ウェブサイトで。