福祉関係者らでつくる「よこはま福祉実践研究会」は1月22日、「第7回福祉を創る学校 津久井やまゆり園の家族の心、あの時と今」を開催します。
2016年7月26日未明に発生した殺傷事件で、19人の尊い命が奪われた「津久井やまゆり園」(相模原市)で、家族会会長を務める大月和真さんを招き、事件の日から今日までのご家族の気持ちをうかがいます。
この事件では、横浜市出身の入所者6人も犠牲になっています。
共催のNPO法人「しろい地図」のスタッフで、「よこはま福祉実践研究会」事務局の功刀歩さんはブログで以下のように、開催の意図を説明しています。
どうすれば防ぐことができたのか?今すぐに何が出来るのか?これから先、何をしなければいけないのか?それぞれの立場で真剣に考える必要があるのです。
でも、誰に聞いても『なぜ?』がわからない。 これは私個人の考え方ですが、この事件について何かを語るのであれば、もっとこの事件について、知らなければいけません。そしてその機会を創る必要があります。
〜アイアムぶろぐ
事件後、神奈川県は2016年9月13日に「津久井やまゆり園事件検証委員会」を設置し、同年11月25日に同検証委員会は「津久井やまゆり園事件検証報告書」が発表しました。
さらに同年12月8日には、厚生労働省の「相模原市の障害者支援施設における事件の検証及び再発防止策検討チーム」(座長:山本輝之 成城大学法学部教授)も、報告書を公表しています。
こうした公的な報告書だけではわからない「当事者が体験したことを知る機会」として、今回の「福祉を創る学校」は企画されました。趣旨に賛同する 関心ある方々の参加をお待ちしています。
※申し込みは、メールのほか、下記チラシをダウンロード・印刷し、必要事項を記入した申込用紙によるファクシミリ送信も受け付けます。
http://shiroichizu.com/iam/img/chirashi/fukusi7.pdf
※「よこはま福祉実践研究会」は、障がいを持つ仲間の実情や支援のあり方に関して研究・実践することによって、地域の医療と福祉の向上に寄与することを目的として、2015年 2 月にスタートしました。