日韓プロジェクトメンバーによる日韓交流の学び合いの報告 /現場から考えるダブルケア支援グループワーク
現在、日本や韓国をはじめとする東アジアでは、高齢化、生活習慣病の増加や若年認知症の増加と並行して、晩婚化・晩産化、少子化が進行しています。これにより子育てと介護と同時に直面する「ダブルケア」の増加が見込まれます。この問題を東アジア社会が共有する新たな社会的リスクとしてとらえ、その対応を共に考えるべき時期に来ていると言えるでしょう。
そこで私たちはトヨタ財団の助成金を受けて、「ダブルケア」をテーマに、日本と韓国の間で、現場から共に考える機会としての学び合いを行ってきました。
私たちがこの学び合いで得たことを報告するとともに、地域に根付いたダブルケアラー(ダブルケア当事者)への支援活動の展開を、参加者のみなさんと一緒に考えていくためのシンポジウムを開催します。
【内容】
第1部 日韓プロジェクトメンバーから、日韓交流の学び合いの報告
[講評]
横浜国立大学准教授相馬直子氏、英国ブリストル大学講師山下順子氏、仁川大学社会福祉学科教授ソン・ダヨン氏
第2部 現場から考えるダブルケア支援 (グループワーク)
【対象者】
子育てや介護などの福祉関係者、行政関係者、地域支援に取り組んでいる方、ダブルケアに関心のある方
※ダブルケア当事者の方で、子連れでご参加されたい方はご相談ください。
【当プロジェクトメンバーの紹介】
<日本チーム>
・東恵子(NPO法人シャーロックホームズ理事長・一般社団法人ダブルケアサポート代表理事)
・伊藤保子(NPO法人さくらんぼ理事長)
・金子美津子(NPO法人まんま理事長)
・菊地真弓(原宿地域ケアプラザ・社会福祉士)
・宮島真希子(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ理事・一般社団法人ダブルケアサポート理事)
・植木美子(芹が谷コミュニティてとてと代表・一般社団法人ダブルケアサポート理事)
・小薮 基司(横浜市すすき野地域ケアプラザ開設準備室室長)
・橋本笑穂(NPO法人さくらんぼ)
・澤木麻利子(NPO法人シャーロックホームズ)
・相馬直子(横浜国立大学准教授)
・山下順子(英国ブリストル大学講師)
<韓国チーム>
・Song Dayoung (仁川大学社会福祉学科教授)
・Kim, Jung-yun (ソウル女子大学インストラクター)
・BAE, Jung Mee (韓国YWCAケア)
・Choi, Yun Hyoung (仁川西区社会福祉館館長)
・Hu, Sung Sook (仁川YWCA養老院・在宅ケアセンターセンター長)
・Choi, jae Soon (仁川市西区健康家庭支援センター センター長)
・LIM, Eun Ha (仁川YWCAサムサン保育園園長)
・Jung, jung Min (仁川親共同保育主任)
・Cho, Sun Hee (仁川女性連合会 事務局長)
【開催概要】
日時:2016年10月16日(日)13:00~17:00
場所:横浜YWCA3Fホール (神奈川県横浜市中区山下町225番地)
参加費:無料
【参考】
▽横浜から全国へ!ダブルケア(育児と介護の同時進行)サポート横浜プロジェクト(LOCAL GOOD YOKOHAMAクラウドファンディング)
ダブルケア当事者に寄り添うサポーター研修プログラム、当事者の声をもとにしたハンドブックをつくり、地域で支えあう人のネットワークを築きたい!
https://cf.yokohama.localgood.jp/project/wcare