超高齢化と人口減少がどんどん進展していく日本。横浜のような大都市でも空き家や空き店舗が目立ち始め、住宅団地の老朽化や小中学校の統廃合、バスなどの公共交通の縮退など市民の暮らしやすさやまちの活力が失われかねない深刻な事態に直面している地域があります。
また家族の規模や機能が縮小して行く中で、子育てや介護などのケアを他者と分かち合うことができず、その負担に苦しんでいたり、また仕事の合理化が進み、不安定な雇用・就労形態が社会に広がって行く中で、仕事に就くことができなかったり、厳しい就労環境にあるなどの理由で経済的に困窮する人たちがいます。
さらに地域コミュニティにおいても一人暮らしや共働き世帯が増え、住民が相互につながり、助け合う機会も減る中で、自らの居場所を見つけられず、孤立する子どもや高齢者がいます。
このような今の時代の市民生活の課題に立ち向かい、都市・横浜の魅力を最大限引き出すことで、市民の笑顔が溢れる横浜の街を未来に向けて創り出すために、私たちは何をすれば良いのでしょうか?
私たちは提案します。横浜の未来に向けて、新しい世界を創る革新的な技術やノウハウを持つ企業や事業者が、惜しみなくその力を投資することを。市民のケアや居場所づくり、地域興しを担う中間支援組織やNPOが、横浜の未来を創ろうとする多様な人々のつながりを創ることを。
また行政が把握する地域課題や保有するデータを横浜の未来に向けて視える化し、すべての人たちにオープンにすることを。学校教育機関がその人づくりのプログラムやカリキュラムを横浜の未来を担うすべての子ども・若者に向けてオープンにすることを。
そして何より柔軟な発想と鮮烈な感性を持つ若者たちが、横浜に誇りを持ち、横浜の未来の街づくりに参加することを。
「YOKOHAMA YOUTH Ups!」は、私たちのこの提案に呼応するすべての企業・事業者、中間組織・NPO、行政や学校教育機関、若者たちと共に市民の笑顔あふれる未来の横浜を創りあげていく運動です。
まずは皆さん、10月15日に開催される「YOKOHAMA YOUTH Ups! Kick off―多様な主体がつながり、創発するハマのシビックプライド」に是非にご参集下さい。