<開催趣旨>
日本から約11,700km離れたルワンダから伝統的な幾何学模様をご紹介いたします。その名はイミゴンゴ。かつて存在していた王国に起源を持ち、王国が消滅した今も文化として粛々と受け継がれているアート作品です。
原材料は仔牛のふんと灰を混ぜたもの。多種多様な柄にはそれぞれ名前と意味がありますが、一つの柄に複数の名前があったり、その解釈は自由自在。
なぜその素材を使ったの?なぜ決まった名前がないの?文化的な背景を交えながら、本物のイミゴンゴ作品に囲まれて日本とは異なる世界観を一緒に旅しましょう。
また、ルワンダの丘々で育ったルワンダティー(紅茶)もご用意予定です。
ルワンダ式をそのままにミルクたっぷり生姜たっぷりでお作りします。味覚からも旅のお供になりますように。
<実施概要>
▽ゲスト
加藤雅子(かとう まさこ)さん
imigongo anywhere主宰。2017年よりルワンダ在住。日本で観光業に従事する中で、旅と土地の文化の繋がりに関心を持ちはじめる。その地だからこそ起きたこと、その地だからこそ生まれたものに興味があり、ルワンダのごく一部の地域から生まれた幾何学模様の伝統アート イミゴンゴに魅了され調査・通解の活動を行う。日本でイミゴンゴ展を開催。文化にまつわる旅行ガイド業、オンラインツアーガイド業、各種メディアへの情報提供等も行う。
imigongo anywhereは、ルワンダの伝統アートの一つイミゴンゴを調査・通解する活動。2019年より開始。活動拠点はルワンダの首都キガリとイミゴンゴの発祥地ニャルブイェの2カ所。書き言葉での伝承があまり多く残されていない文化に向き合い、聞き取り調査や、当事者とただ時間を共にすることを通して謎に迫っている。
▽コーディネーター
橘高 禎利(きつたか さだとし)さん
福岡県生まれ。横浜市西区在住。’89からIT企業勤務。現在はテレワーク中。2020年5月に#おたがいハマプロジェクトに参画し、ICTお助け隊メンバーとして活動。また「にしく地域づくり大学校」の9期生として、活動の場を拡げつつ、公共空間活用 横浜市民プロジェクトにて「大通り公園クリーンアップ」のメンバーとして活動中。
加藤さんとは、音声SNSのstandFMで知り合い、2年前の三軒茶屋のイミゴンゴ展でリアルな出会いからの繋がり。
▽タイムテーブル
19:00 あいさつ・開催趣旨
19:05 加藤雅子さんトーク
ルワンダ伝統アート イミゴンゴについて
ルワンダ・フィールドレコーディングの音紹介/映像紹介
・牛に名前をつける仕事の方の音
・イミゴンゴ工房までのドライブ映像
19:50 Q&A
20:10 クロストーク
20:30 終了 〜ゆる交流タイム〜
【参考】プレスリリース
神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)で、イミゴンゴに関する講演会(2022年8月20日)と展示(2022年8月18日~9月26日/40日間)を開催します。遠い土地のことや、アフリカのアートの歴史・背景を知ることは、日常生活の視座が変わるきっかけとなるかもしれません。