乳がん、または自分が大病にかかったと知った時、あなたなら、大切な人にどんな「セリフ」で伝えるでしょうか?
11月29日(日)と、12月27日(日)に横浜市戸塚にあるフォーラム男女共同参画センターで、乳がんを体験した脚本家が講師となって「シナリオ創作入門セミナー」が開催されます。
講師の鹽野佐和子 SARAさんは、乳がんコミュニティのための演劇「ブレストウォーズ 恋する標準治療!」を2021年 3 月20-21日に横浜で上演する予定ですが、その脚本は、自身の乳がん治療体験をもとに書きました。
鹽野さんによれば「シナリオは特別なものではありません。どなたにも、人生でドラマチックなエピソードはあります。病気もそのひとつだと思いますが、辛かった思いがあったとしても、それを言葉にして書き出すことで、新たな気持ちで前へ進めるようにもなります」とのこと。
乳がん経験者はもとより、その家族や友人も受講できます。このセミナーは2020年度「公募型男女共同参画事業」であり、2回開催ですが、受講は1回だけでも連続2回でも可能で、1回でも連続でも楽しく学べる内容になっています。
持ち物:筆記具(ノート、パソコン、原稿用紙など)
第1回 11/29 SUN. 13:00-15:00
講義:シナリオの天地人ってなあに?〜時・場所・キャラクター
実技:穴埋めシナリオ、告知(告白)シーン、その他
第2回 12/27 SUN. 10:30-12:30
講義:面白いキャラクターって何だろう?キャラの二面性
実技:穴埋めシナリオ、「〇〇の朝」のシーン
お申し込み:下記のPeatixのURL。もしくはticket@brekoi.com。または直接会場へ。
コロナウイルス感染症対策(消毒・検温)にご協力ください。
体調が思わしくない時は無理をせず、ご欠席くださるようお願いいたします。
講師紹介:鹽野佐和子SARA
脚本家・演出家
株式会社シナリオ・センター、東北新社映像テクノ・アカデミア講師
経歴:アメリカの大学で演劇を学んだ後、札幌本多小劇場付属俳優スタジオで研究生となる。カナダ・カルガリー大学コミュニケーション修士課程に奨学金を得て学ぶ。バンクーバーに移り、翻訳・制作の会社に勤務の傍ら、日系人フェスティバルでオリジナル戯曲を含む演劇を発表、自身で劇作・演出をする。日本帰国後、吹き替え番組のディレクターや翻訳業務を担い、さらにオリジナル脚本へと活躍の幅を広げた。2018年をまるまる乳がん治療に費やした経験から、乳がんコミュニティのための劇を創作。2021年3月20-21日に横浜市緑区みどりアートパークで上演を目指し、心を込めて準備中。病気を経験した人たちに、創作や表現を通じて心身のリフレッシュをして欲しいと願い、乳がんをテーマにした演劇ワークショップやZoom劇などに精力的に取り組んでいる。