障害者を追った映画ーみな寄り合って生きてゆく
※2020年2月24日(月・祝) に横浜・戸塚 男女共同参画センター横浜フォーラムで開催されていた上映会は、新型コロナウイルス感染の拡大を防ぐために中止となりました。今後、状況が落ち着いた後に再度、企画・実施する方向とのことです。(編集部:2020年2月23日(日)12時30分)
えんとこの歌
脳性まひで寝たきり生活を強いられながらも介助の若者たちと触れ合い、ベッドの上で数々の短歌を詠む遠藤滋さんの姿を記録したドキュメンタリー。監督は、遠藤さんとは学生時代の友人でもあり、1999年にも同じく遠藤さんの日々を追ったドキュメンタリー「えんとこ」を手がけた伊勢真一。脳性まひのため寝たきり生活を送りながらも、自ら介助者のネットワーク「えんとこ」(「遠藤のいるところ、縁のあるところ」の意)を組織した遠藤さん。ベッドの上での生活は35年を過ぎ、障がいも進行していく中、遠藤さんは50代後半から短歌を詠むようになり、心の叫びを言葉に託す日々を送る。そんな彼と介助者たちの心の交流を通して、ありのままの命を生かし合いながら生きる人々の姿を浮かび上がらせる。
14時より上映(13時30分開場)
『えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤 滋』 (96分/2019年)
上映後トーク:伊勢真一監督×日浦美智江さん (社会福祉法人 訪問の家 顧問)
当日 2,000円 / 前売 1,800円 *障がいをお持ちの方は1,000円、中学生以下は無料です。
奈緒ちゃん
癲癇と知的障害を併発した少女・奈緒ちゃんの成長と、彼女の家族、そしてそれらを取り巻く地域の人々との12年間の交流をとらえた長編ドキュメンタリー。演出は奈緒ちゃんの伯父でもある伊勢真一。95年度キネマ旬報文化映画ベストテン第2位。
11時より上映(10時30分開場) 『奈緒ちゃん』 (98分/1995年)
上映後トーク:伊勢真一監督×⻄村信子さん (奈緒ちゃんのお母さん)
当日 1,500円 / 前売 1,300円 *障がいをお持ちの方は1,000円、中学生以下は無料です
伊勢真一(いせ・しんいち)
ドキュメンタリー映像作家。1949年東京都生まれ。 『奈緒ちゃん』(1995)、『えんとこ』(1999)、『風のかたちー小児がんと仲間たち の10年ー』(2009)、『大丈夫。ー小児科医・細谷亮太のコトバー』(2011)、 『傍(かたわら)~3月11日からの手紙~』(2012)、『シバ 縄文犬のゆめ』(2013)、 『妻の病ーレビー小体型認知症ー』『ゆめのほとりー認知症グループホーム 福寿荘ー』 (2015)、『いのちのかたちー画家・絵本作家 いせひでこー』(2016)、 『やさしくなあに~奈緒ちゃんと家族の35年~』(2017)他のドキュメンタリーを多数 製作。最新作は『えんとこの歌 寝たきり歌人・遠藤滋』(2019)
問合せ: いせフィルム TEL 03-3406-9455、いせフィルム応援団 TEL.090-1059-5863(⻄村)/ TEL.090-6038-7356(石塚)
男女共同参画センター横浜フォーラム