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3/16 誰もボクを見ていない・慰問のためのチェリティトーク&コンサート

5月に刑務所で松井亮太さんによる慰問コンサート

1ドリンク付き 2600円(高校生以下1600円)
*料金の一部は、慰問コンサートの経費に使わせていただきます。

2014年、埼玉県川口市で当時17歳の少年が祖父母を殺害し金を奪うという痛ましい事件が起きました。事件を起こした少年は当時、両親から虐待を受けながら、家もなくラブホテルや野宿で各地を転々とし、小学5年生からは学校にも通わせてもらえませんでした。そして、遊興費を得るため祖父母を殺害するよう母親に命じられ、事件を起こしました。少年は現在成人となり、刑務所で服役しています。

事件の背景を追ったルポ「誰もボクを見ていない」によると、彼は事件を起こす前日、北千住駅前のデジタルサイネージ(駅ビジョン)でワカバの「あかり」という曲(現在、ソロで松井亮太さんが歌っています)を知りました。事件を起こした日の夜、うろ覚えの歌詞を手がかりにパソコンで「あかり」の動画を探し、「もっと早くこの曲に出会いたかった」と思ったそうです。

それからさまざまな縁が重なって、今年5月、刑務所で松井亮太さんによる慰問コンサートを開くことになりました。

事件前、横浜の公園で寝起きしていたことがある少年は、市内の児童相談所とつながり学校に通えた時期がありました。少年がひととき、羽を休めた横浜は、彼にとって縁があるまちです。しかし、私たちは、彼を見つけ、しっかりとした支援に結びつけることができなかった悔いがあります。
「見えていない子どもが見えるようになるにはどうしたらいいのか」という思いは、2年前、ラボ図書環で、山寺さんのオーサートークを開催したときにも、何人もの方から、メッセージを頂きました。彼がもう一度世界を信じられるように、様々な人たちの力が集まるといいなと思います。

山寺さんと松井さんを結びつけたのは、横浜市在住の作編曲家、岩室さんです。岩室さんは、松井さんと一緒に音楽制作をしたことがあり、その曲は過去にオリコンチャート1位を獲得しました。現在、松井さんは、少年が書き綴った詞をもとに、山寺さんにヒアリングしながら、曲作りをしようとしています。5月の刑務所慰問コンサートでは、その曲を披露できないかと考えています。そんな活動をぜひ多くの方たちに知ってもらい、応援してもらいたいと思います。

今回のトーク&チャリティコンサートで集まったお金の一部は、慰問コンサートを支えるスタッフの移動費用や機材レンタル、運搬費用などにあてさせていただきます。この日をクラウドファンディングのキックオフとします。たくさん志金が集まったら、ぜひ少年の今後の活動のサポートにも使っていきたいと考えています。

山寺香さん
毎日新聞記者「誰もボクを見ていない」著者

松井亮太さん
J-POPユニット「ワカバ」として2016年3月まで活動。現在ソロ活動やバンド活動。クイズヘキサゴン等の楽曲を担当し、オリコン1位に。内閣府いのち支える自殺対策プロジェクトキャンペーンソングに「あかり」が採用されている。

日時 3月16日(土)16時〜18時
場所 シェアリーカフェ(横浜市都筑区中川1丁目4−1 ハウスクエア横浜)
費用 2600円(ワンドリンク付)
お申し込み・お問い合わせURL https://www.facebook.com/events/827548557591194/
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