神奈川県演劇連盟合同公演 高津一郎追悼公演
「鳥になった少年」原作:高津一郎(元麦の会代表)演出:横田和弘(劇団河童座)
現代と1944年を結ぶ糸が
南の島パプアニューギニアと横浜を結ぶ糸に絡み合い
一つの家族を翻弄して行く
故高津一郎の伝えたかったものとは…。
1983年の冬、山下公園のホームレス襲撃事件と、1944年、パプアニューギニアの、悲惨な戦争での出来事が暗い不幸の糸でつながった。二つのショッキングな傷跡が、時代を超え、場所を超えて絡み合う。
南の島の密林のジャングルと横浜の高層ビルのジャングルのはざまでその糸が複雑に絡み合い、避けることのできない悲劇が一つの家族を襲う。
鳥になった少年は、満月の夜、何処へ飛び出したのだろうか。
戦争を知らない世代に、どうしても伝えたいことがある。
故高津一郎の代表作「鳥になった少年」が、青少年センターの舞台によみがえる。