「開港都市のアイデンティティを生かした都市発展へ〜横浜独自の都市デザイン施策」
2018年度後半第9回は、アーバンデザイナーの大先輩である国吉直行さんによる「開港都市のアイデンティティを生かした都市発展へ〜横浜独自の都市デザイン施策」と題したレクチャーです。
飛鳥田市長時代から4人の市長のもと、六大事業からインナーハーバー構想「海都横浜」まで、市役所横のくすのき広場にはじまり、赤レンガ倉庫、汽車道、歴史的建造物などなど、横浜独自のコンセプトを築き「結果、横浜の代表的なデートコースになったのは予想外」と国吉さんは振り返ります。
さらに、「ミナトのイメージを掲げた新しい人間都市・横浜の構築に向かったのが『アーバンデザイン』という、当時の状況下では得体のしれないムダな活動と思われた領域から」だったとも。そんな横浜の都市空間を演出した国吉さんの話をお楽しみに。
国吉直行氏
横浜市立大学グローバル都市協力研究センターシニアアドバイザー。前特別契約教授。横浜市都市美対策審議会委員など。横浜市企画調整局入庁以来40年にわたってインハウスのアーバンデザイナーとして横浜市の都市デザイン行政を推進。都市計画局都市デザイン室長を経て、都市整備局部長上席調査役・エグザクティブアーバンデザイナーを歴任。
(写真は2010年3月のインナーハーバー整備構想提言書の表紙)