来るべき災害に備え何が必要か、何ができるかを考えるきっかけに。
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宮城県石巻市の社会福祉法人石巻祥心会( http://www.i-shoshin.or.jp/ )「サンネットなごみ」管理者の鈴木徳和氏をお招きして、講演会を開催します。
社会福祉法人石巻祥心会は、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震発生後に地域で生活する障害者へのさまざまな支援に取組みました。地震発生直後は、通所施設にいた利用者を自宅に届けようとしましたが、身動きがとれずに施設で利用者と職員で一夜を過ごしたそうです。津波被害を免れたサンネットなごみでは、震災から3日後、福祉避難所を立ち上げ、避難先が見つからない障害者の受入れを行われたとのこと。最大で100人の障害者と家族が福祉避難所生活を送りました。その活動は、福祉避難所から福祉仮設住宅へと長期間に渡り、地域の被災障害者とその家族を支えました。
東日本大震災発災時、障害を持つ人々、福祉施設の人々はどのような状況になったのか。現在、社会福祉法人石巻祥心会 サンネットなごみ管理者の鈴木徳和氏から震災時の状況と対応をお伺いする場を設け、来るべき災害に備えるために何が必要か、何ができるか考えるきっかけにしたいと考えています。
かながわ311ネットワークが開催する東北グルメフェアなどの物販にて毎回好評の塩蔵わかめは、社会福祉法人石巻祥心会が運営する障害者福祉サービス事業所「くじらのしっぽ」( http://kujiranoshippo.wixsite.com/kujira )から仕入れているものです。
*講演会後は、同会場で石巻ゆかりのお酒やつまみでの懇親会を予定しています。「くじらのしっぽ」塩蔵わかめなどを販売いたします。
16時半 開場
17時 講演会開始(講師:社会福祉法人石巻祥心会 サンネットなごみ管理者 鈴木徳和氏)
19時 講演会終了~懇親会(立食形式)石巻ゆかりのお酒やつまみを用意
社会福祉法人石巻祥心会鈴木さんについて
2011年3月石巻祥心会では「ひたかみ園」というところで多くの被災者が避難していました。ゆめ風基金も被災直後に訪問し、なにか支援できることがあったらおっしゃってくださいと言いましたが、そのときは県外からの支援もいろいろとあり、特に支援はいりませんとのことでした。ただ職員さんが休み返上で避難者の支援にあたられていましたので、職員さん向けにとタバコを手配した(当時タバコが被災地で買えなくなっていた時期なので)のを覚えています。しばらく経ってから支援用のipadを手配しました。地域の障害者だけでなく多くの人を受け入れている福祉施設はほとんどなかったし、ある職員さんは子どもさんが行方不明にもかかわらず、自分のことはそっちのけで支援にあたっていたとも聞きました。
2016年におきた熊本地震では、いち早く祥心会から鈴木さんがけつけていて、久々に現地でお会いすることができました。2016年に開催したゆめ風基金のシンポジウムには鈴木さんに登壇いただき、当時の話や今後の備えについてお話しいただきましたが、災害経験を持っておられるので、とても有意義な話を聞くことができました。
鈴木さんの話はもっと多くの人に聞いてほしいと思っていたので、今回の企画はゆめ風基金にとっても嬉しいものです。