地域と学校がつながるために、今あなたができることは?
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校内カフェのマネジメントから、地域のチカラで高校生の社会的自立を支える仕組みを考える勉強会
(政策デザイン勉強会 vol.51)
専門的な知見を持つ支援機関や地域のボランティアが学校と連携して運営する「高校内居場所カフェ」への関心が高まっています。
「交流の場」「居場所」「身近な相談の場」として運営される校内カフェは、生徒たちのもつさまざまな課題・問題を発見して支援につなげていくことで、中退防止やキャリア指導などへの成果が期待されています。
現在、横浜市内では2校で「高校内居場所カフェ」が実施されています。今回の勉強会では、2つのカフェの運営者と、教育関係者などが集まり、それぞれの経験や課題意識、アイデアを共有し、「高校内居場所カフェ」への理解をすすめるとともに、地域の資源を学校に結びつけるための方策などについて意見交換します。
後半のフリーディスカッションでは、生徒が多様な人々と出会い交流する機会づくりや「開かれた学校」に向けた取り組みと、弘明寺地区のまちづくりやコミュニティデザインの取り組みに関わっている方々と一緒に、学校をハブとした地域資源の見える化・活用や、教育・福祉・保健などの領域を超えた連携を作るために必要な活動などついても考えます。横浜市立大学の学生スタッフも参加予定。
現在、よこはまユースは横浜市立横浜総合高校で週1回オープンしている高校生のための無料のカフェ「ようこそカフェ」の運営を続けていくために、カフェの立ち上げから運営を支援してきた3つの団体と、「校内居場所カフェ」の普及に取り組む横浜市立大学の高橋研究室、カフェを主催する横浜総合高校と一緒にLOCAL GOOD YOKOHAMAでクラウドファンディングを実施しています。
<実施概要>
校内カフェのマネジメントから、地域のチカラで高校生の社会的自立を支える仕組みを考える勉強会
(政策デザイン勉強会 vol.51)
テーマ:地域と学校の連携の仕組みを考える 〜「校内居場所カフェ」の取り組みから
日時:2018年12月5日(水) 19時〜21時(18時30分開場)
場所:さくらリビング(青少年交流・活動支援スペース)研修室
(定員80人、横浜市中区桜木町1-1 ぴおシティ6F)
http://yokohama-youth.jp/kkspace/access/
参加費:無料
対象:学校・教育関係者、子ども若者支援の団体職員・専門家、子どもの貧困問題・居場所づくり、学校と地域との連携などに関心がある方
参加申込:このFacebookイベントで「参加予定」を押して頂くか、メール localgood@yokohamalab.jp まで件名に「12/5勉強会参加希望」と書いて送る。
https://www.facebook.com/events/329541447627713/
主催:公益財団法人よこはまユース、NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
<進行案>
1.趣旨説明 ・・・・5分
・杉浦 裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)
・髙橋 勇一(公益財団法人よこはまユース 事業企画課)
2.取り組み報告
・神奈川県立田奈高校「ぴっかりカフェ」 ・・・・15分
石井 正宏(NPO法人パノラマ 代表理事)
・横浜市立横浜総合高校「ようこそカフェ」 ・・・・15分
尾崎 万里奈(公益財団法人よこはまユース)
3.ディスカッション(話題提供+対話)
1)「リビングラボ」について ・・・・15分
地域の課題を地域住民・企業・大学・行政の連携で解決につなげる仕組み「リビングラボ」の横浜の現状。キャリア教育をテーマの一つとして活動する「井土ヶ谷リビングラボ」の取り組み紹介も。
・関口 昌幸(横浜市政策局 共創推進室)
・河原 勇輝(井土ヶ谷リビングラボ 、太陽住建)ほか
2)校内カフェのマネジメントについて ・・・・20分
話題提供1:「地域が高校生を支援する校内カフェの運営について」
・高橋 寛人(横浜市立大学 教授)
学校が地域や企業、関係機関・団体と協働・連携して運営する校内カフェの動向など
【参考】横浜市立横浜総合高校におけるカフェ相談活動の取り組みと意義
平成 28 年度 教員地域貢献活動支援事業報告書 平成29年3月 横浜市立大学
https://www.yokohama-cu.ac.jp/ytog/contribution/research/contribution/tt534t00000034bj-att/a1505802845615.pdf
3)社会全体で進める横浜の教育について ・・・・20分
話題提供2:「横浜総合高校の地域との連携について」
・小市 聡(横浜市立横浜総合高校 校長)
生徒が多様な人々と出会い交流する機会づくり、「開かれた学校」に向けた取り組みなどについて
http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/hs/y-sogo/
・企業・団体と連携して実施したワークショップ等の実施報告
4.フリーディスカッション:ゲストからのコメント/会場から ・・・・20分
・新井 孝一(弘明寺リビングラボ)、門馬 康二(タウンニュース)ほか
5.お知らせ ・・・・5分
・クラウドファンディングについて
<登壇者プロフィール>
▽石井 正宏(NPO法人パノラマ 代表理事)
ひきこもりの若者を支援するNPO法人で活動後、ひきこもる前の高校生に対する予防支援に取り組むため平成21年に(株)シェアするココロ設立。平成27年にNPO法人パノラマを設立し、課題集中高校での有給職業体験プログラム「バイターン」、神奈川県内2校のクリエイティブ・スクールで高校内居場所カフェや相談を行う。神奈川県立田奈高等学校・大和東高校学校運営協議委員。横浜市就職サポートセンター・スーパーバイザー等を勤める。
https://npo-panorama.com/
▽尾崎 万里奈(公益財団法人よこはまユース)
青少年施設での「居場所づくり」や地域の青少年育成活動の支援に携わる。美術大学を卒業後、若者支援NPOや学習塾の講師を経て現職。平成28年10月から横浜市立横浜総合高校で「ようこそカフェ」をスタート。
http://yokohama-youth.jp/
▽高橋 寛人(横浜市立大学 教授)
専門は教育学。著書に『20世紀日本の公立大学』『危機に立つ教育委員会』編著に『公設民営大学設立事情』共編著に『居場所づくりの原動力』など。2012年から市民向けの横浜市立大学子ども若者の居場所研究会を開催。ぴっかりカフェやようこそカフェ、横浜市寄り添い型学習・生活支援事業に関する委託団体スタッフの意見をまとめた報告書を作成。
https://www.yokohama-cu.ac.jp
▽小市 聡(横浜市立横浜総合高校 校長)
高校生のキャリア教育と地域や社会のニーズを重ねた体験学習を企画実践している。横浜への観光提案を高校生が地方で広報する「横浜お試しイロハハハ計画」(2004~)、横浜新土産シューマイ型シュークリーム「シューシューマイ」の商品化(2006~)、横浜の昔話を市民に紹介する「よこはま影絵ばなし」(2010~)、東日本大震災復興のための「高校生東北商店街」(2011)、地域被災時対策「戸高芋計画」(2017)などを企画。
http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/hs/y-sogo/
▽関口 昌幸(横浜市政策局)
1988年横浜市入庁。横浜市の政策情報誌「調査季報」や「市民生活白書」の編集発行に携わる。2002年から都市経営局で全市の総合的な政策立案を担当し、市民協働や人口減少社会をテーマにした政策指針作成に関与。2006年にこども青少年局企画調整課に異動。ひきこもりや無業など困難を抱える若者たちの実態調査を行うと共に、若者自立支援策を構築するための研究会の運営を担当。現在、政策局共創推進室で「リビングラボ」「共創ラボ」などの事業を担当している。
http://www.city.yokohama.lg.jp/seisaku/kyoso/
▽河原 勇輝(株式会社太陽住建 代表取締役、認定NPO法人市民セクターよこはま理事、一般社団法人YOKOHAMAリビングラボサポートオフィス代表理事)
本業を通したCSRに取り組み、平成29年2月に横浜市住宅供給公社との共同プロジェクトにより開設した「井⼟ヶ⾕アーバンデザインセンター」では、企業やNPOなど多種多様な人と地域をつなぐプラットホームとして同センターの運営を担っている。また、NPO法人green bird横浜南チームリーダーとして横浜市内4エリアを拠点にゴミ拾いを通じて地域のゆるやかなコミュニティの形成活動を展開している。
http://www.taiyojyuken.jp/
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校内居場所カフェ「ようこそカフェ」プロジェクト
~高校生の社会的自立を支える校内居場所カフェ「ようこそカフェ」で「つながり」と「体験」を届けたい!~
★クラウドファンディング★
https://cf.yokohama.localgood.jp/project/youkosocafe
実施期間・目標金額
・1stラウンド=10月27日〜11月28日 18万円
・2ndラウンド=11月29日〜12月24日 18万円 計36万円
□プロジェクトオーナー:
・尾崎 万里奈(公益財団法人よこはまユース 事業企画課)
□プロジェクトメンバー:
・小市 聡 (横浜市立横浜総合高校 校長)
・高橋 清樹(NPO法人多文化共生教育ネットワークかながわ 事務局長)
・鈴木 弘美(NPO法人横浜メンタルサービスネットワーク 代表)
・高橋 寛人(横浜市立大学 教授)
・杉浦 裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザインラボ 代表理事)
・長島 由佳(料理研究家、食育コーディネーター、ユカナガシマクッキングサロン 主宰)
・堀谷 沙貴(横浜市立横浜総合高校 教諭)
・余 泰順 (一般財団法人神奈川ゆめ社会福祉財団 事務局長)
校内カフェは週1回、水曜日のお昼12時から夕方5時30分、校内にあるフリースペースでカフェをオープンしています。今回のプロジェクトは、高校内の身近な「居場所」として定着しつつあるカフェを プロジェクトを通して、家庭などに様々な事情を抱える生徒たちの‟心落ち着く居場所”を目指すカフェの運営のための必要資金を集めるとともに、より多くの方に私たちの取り組みを知っていただき、活動に力を貸してくれる仲間を増やしていきたいと考えています。
ご支援をよろしくお願いいたします!
▽校内居場所カフェ「ようこそカフェ」プロジェクト:高校生の社会的自立を支える校内居場所カフェ「ようこそカフェ」で「つながり」と「体験」を届けたい!(LOCAL GOOD YOKOHAMA)
https://cf.yokohama.localgood.jp/project/youkosocafe
*「政策デザイン勉強会」について
様々な主体の連携により、地域の具体的な課題や、課題解決のための国内外の先進的な政策の情勢などを知り、未来の街の姿を広い視野でとらえ、政策決定のプロセスに市民が参加していくための仕組みや仕掛けを考えるための勉強会を不定期に開催しています。
http://bit.ly/seisakudesign