新しいライフスタイルをゴミからつくる!!
一般社団法人かんきょうデザインプロジェクトは11月3・4日、横浜ワールドポーターズ(横浜市中区新港2)で、「かんきょう文化祭」を開催します。この文化祭は、中学生・高校生ら若者に「ライフスタイルの中にエコロジカルな考え方をいつも持っていてほしい」という思いから企画されました。デザイナーやクリエイターと連携し、遊び心と五感で環境を感じるプログラムを組んでワークショップを行い、学生たちが作り上げた作品を横浜ワールドポーターズ内で発表します。
このワークショップの特徴は、素材が「廃棄物」であること。かんきょうデザインプロジェクト理事長の武松昭男さんは、長く廃棄物処理業界で働いていました。日々、ごみと接しながら「ごみはひとが関心をもって行動した後に残るもの。そして、ひとの無関心がカタチになったものだ」と感じていたといいます。
けれども、「無関心」が集まった「ごみ」には大きな可能性があり、クリエイティブな余地がたくさんあると、武松さんはいつも感じていたそうです。どのようにリデュース(発生抑制)するか、リユース(再利用)できる方法はないか、リサイクル(再資源化)して何か新しいものを作ることはできないか。 「ごみ」は新しい仕組みや仕掛けを作ることで、新たな価値や仕事を創造できる可能性を持つ資源にも変化します。
こうした視点で、廃棄物を素材に、若者たちの創造力を生かしてつくられた作品がこのかんきょう文化祭では披露されます。中高生が社会に向けて発信する「環境やごみを考えることは、クリエイティブで、とっても面白い!!」というメッセージが込められた作品を体験してください。
中高生のみなさんに、環境の視点から目前に起きている変化や危惧、または、楽しいことや面白そうなことを写真で表現してもらいました。一般来場者および応募した本人も審査員として投票し、各賞が決定されます。審査や投票は中学生以上であれば、どなたでも参加できます。あなたの審査、投票を会場でお待ちしています。表彰式は翌4日の16時~。
今年の夏休みに高校生と大学生、主に一般家庭から回収された古着を中古衣料(古着)及び毛織物のくずをほぐして繊維(反毛材料)にするため選別・輸出する工場を訪ね、衣類や布製品の行方を学びました。3日は、この工場で調達した古着をつかって制作したリメイク服を展示します。翌4日は横浜隼人高校のソングリーディング部とダンスユニット「CHAMP GRACE」がリメイク服を着用、ファッションショーとして披露します。
カスタムライフコーディネーターが、着なくなった服の端切れや、暮らしの中で不要になったモノをカスタムし、洋物和物の枠を超え作った日常使える物に新しく復活再生した作品展。何をどれにどう使用したのか。。お楽しみ下さい!
学校から出るチョークの粉を再生チョークとしてよみがえらせ、そのチョークをつかって小さな黒板に「地球に一言」のメッセージを書く。シンプルでありながらアップサイクルのエッセンスが溢れた取り組みにご期待ください。
11月3日(土) 11時~19時
・古着リメイク服の展示
・フォトコンテスト作品の展示及び審査&投票
・カスタムメイド展
11月4日(日) 11時~17時
・かんきょう「組写」フォトコンテスト
・古着リメイクファッションショー (4日はリメイク服の展示はありません)
・高校生によるワークショップ
・横浜隼人高校による再生チョークアート
・カスタムメイド展