HAPPY MARKETとは?心も身体も温まるYMCA ACTへ、足を運んでみてはいかがでしょうか
横浜YMCA ACT(横浜市神奈川区鶴屋町2)で2月25日(日)、地域に開かれたバザーイベントが開催されます。テーマは「HAPPY MARKET~みんなを想(おも)う1日に~」。
横浜YMCA ACTの英会話(英語)教室に通う生徒やYMCAの会員などが持ち寄ったさまざまなグッズの販売のほか、アーティストによる演奏、飲食の提供もあります。
「ONE ACT DAY(OAD)」をテーマとして年に一度開催されるこのイベントは、普段は外国人や日本人講師による英会話などが行われている語学教室を、バザーを軸に地域に開く、ボランティアが企画・運営するイベントです。毎年異なるテーマを運営ボランティアが決め、2016 年は「世界中が平和になることを願い、愛の溢(あふ)れる一日に」という思いからで「LOVE」、2017年は「みんなそれぞれ個性があり違うけれど、みんな良い」という、多様性を受け入れることをテーマにした「COLOURS」で実施されました。
今年のテーマは「エシカル消費」が切り口。売られている商品と生産者が離れていて、店頭に並ぶまでの過程を考えず、当たり前に購入する私たちですが、もしかしたら劣悪な労働環境の中で生産された商品であったり、違法な伐採や衛生状況を経た商品が含まれているかもしれず、そのような商品を購入することで無意識のうちに悪循環の歯車の一部になっていることがあるかもしれません。
そのような商品ばかりではありませんが、日々なにかを買うときに、一度立ち止まり、「当たり前」について考え、商品の背景に思いをはせる機会として「地球にも、誰かにも、私にもハッピーなお買い物をする日にしたい」という運営ボランティアの思いから、今年のテーマは「HAPPY MARKET」となりました。
このテーマのもと、横浜YMCAがタイのパヤオで、子どもと女性の就労支援として取り組む「パヤオクラフト」の商品の販売や、東日本大震災・熊本地震の復興支援として出店する物産展ブース、横浜の地産地消と環境負荷の少ないリユースびんを普及させる取り組み「横浜リユースびんプロジェクト」では、地産地消商品の「あおみかんのしずく」の試飲販売も行われます。
参加するアーティストは、墨絵イラストレーターの涌井陽一さん、横浜市磯子区杉田を拠点に活動する「岩崎商店」のボーカル兼ギター担当の岩崎秀夫さんなど、横浜にゆかりのあるアーティストのほか、「地球のリズムで人とつながるソーシャルミュージシャン」と言われる手塚日南人さんのほか、「週末バンド活動」をしているグループの演奏があります。
また、「心と身体のバランスのとれた健康のためのワークショップ」では、台湾出身者による「本格ヨガと太極拳体験」、YMCA ACTの英会話講師による「英会話で楽しくザワークラウトの作りかた講座」のほか、「美文字講座」やACTの体験授業「親子えいご」「幼児英語(3歳から6歳程度)」も実施されます。ヨガと太極拳、ザワークラウト講座は先着5人限定です。
ボランティアリーダーの一人である大内めぐみさんはOADについて「誰もが自分の想(おも)いを伝え、感じてもらえる日を作ることが出来るのがOAD」と話し、「とても大変な作業ですが、多才な仲間たち、ACTの優しく心強いスタッフの方たちと作り上げるOADは、私にとって一年の中でも大切な1日です」と、ボランティアとスタッフが共に作り上げることの醍醐味を話します。
YMCA ACTの館長の平野絹絵さんは「OADは、YMCA ACTが地域の方々に楽しいひと時を過ごしていただく1日です。同時に、その楽しく過ごしていただくこと=他者を支援する募金につながり、東日本、熊本復興支援をはじめ、国内外での支援活動に直結します。赤ちゃんからご年配の方々まで、たくさんの方々のご来場をお待ちしています」と話しています。
また、「どんなゲストでも温かく迎え、まるで自分の家にいるかのような感覚はACTならではです。私も、心のホームベースとして、いつもみなさんに助けていただいています。ACTは『Active Communication Terminal』の略ですが、その名の通り、色々な人が行き交い、交流を楽しみ、新たな関係を作り上げていきます。私の大好きなACTに、ぜひ遊びにいらしてください」と大内さんは話します。
なお、当日の収益金は、横浜YMCAの国際・地域協力募金として、全国・世界中のYMCAのネットワークを通じて海外支援や東日本大震災及び熊本地震の復興に役立てられます。
ビーガンの方も食べられる野菜カレーやこだわりのホットサンドも販売されます。
問い合わせは横浜YMCA ACT(電話:045-316-1881、li_info@yokohamaymca.or)まで。