7月28日(金)19時、薔薇とラムを楽しむイベントが開催されます。
横浜市の花、薔薇。市の花として制定されたのは、横浜市政が施行されて100周年、そして開港から130周年にあたる1989年の9月のことです。
バラは市民の投票によって、市の花に選ばれました。
西洋バラの多くは、幕末開港期の横浜に上陸し、その栽培技術と共に、全国へと広まったと言われています。横浜は日本における西洋園芸の発祥の地。今でも飛び切り腕の良い園芸・造園業者が軒をつらね、世界的な種苗企業の「サカタのタネ」を育てたガーデンシティの貌も持ちます。その象徴として、先の「全国都市緑化フェア横浜」でも、一際、美しさを誇った薔薇の花があります。
一方で、バラは、見た目の美しさと共に、その高雅な香りによって、食べ物や飲み物、衣服や装飾品などに活かされ、私たちの日々の暮らしを豊かにすることに貢献しています。
例えばクレオパトラにも愛された「ブルガリアンローズ(ダマスクローズ)」のみずみずしく、甘い濃密な香りは、ローマ時代から高価な化粧品などに使われ、多くの貴人たちを魅了してきました。
このイベントでは、このような香りの女王とも言える「ブルガリアンローズ」とカリブ海の船乗りたちから愛され、世界各地の港で広まったがゆえに、世界一種類の多い酒と言われる「ラム酒」と掛け合わせることで生まれた新しいカクテル「ダマスクローズ・ヨコハマ」(仮称)を披露します。
併せて、ブルガリアンローズの由来や効能について、駐日ブルガリア共和国大使館文化担当イリヤナ・コストヴァさんと一搬社団法人ブルガリアンローズ文化協会の山下文江さんから、また、横浜とラム酒の関わりについて、よこはまラム推進委員会のコバヤシイッセイさんからご講演いただきます。
最後に横浜の老舗印刷事業者の6代目であり、市内企業のCSR活動の旗振り役でもある大川印刷の大川哲郎さんに横浜から「バラの香りとありがとうの文化」を広めていくための提案をいただきます。
ご講演の後は、懇親会での歓談タイム。バラに纏わるお酒や料理、ピアニスト近藤滋さん、ベーシスト、竹下智博さんが奏でる音楽に酔いしれてください。