地域のデータを見やすい形でまとめました。
2014.10.29
1980年代後半から急速に進んだ少子高齢化によって、遂に人口が年を追うごとに減り続けるという社会が、日本列島に到来している。大都市横浜では日常生活で人口減少を感じる機会、また、その深刻さを実感することも少ないが、横浜市の人口ピラミッドの年代別の連なりをみることで、人口減少、また人口構造から生まれる課題を少し感じることが出来る。
少子高齢化社会の本質は、単に高齢者が増えたり、こどもが少なくなったりすることにあるのではなく、総人口に対する15歳~64歳までの生産年齢人口の割合が、持続的に下がり続ける、すなわち社会経済の幹を支える働き手が、相対的に少なくなり続けることにこそある。横浜のような首都圏の大都市でも、超・少子高齢化社会が2010年頃から急速に本格化したと言われている。人口の量の推移に加え、構造について着目したい。